18話 ページ23
当時まだAはカフェでバイトしていた。
雰囲気が落ち着いてて、店長の好きだった尾崎の曲が流れている素敵なカフェ。実は常連だった。
彼女がいそいそと忙しく、楽しく働いていると、外から視線を感じた。
イタイ格好をした変人だと、第一印象は最悪だったなぁとAはお酒を少し飲む。
「聞いてない!」
『言ってないからね』
閑話休題。話を戻すとその変質者がつい気になってしまったA。
『あのぅ、何かお店に用が…?』
恐る恐るといった様子で彼に近づいて、本当に不審者だったらどうしようと思いつつ話しかける。
「あっ…い、いやいいんだ。情けないことにその…財布を忘れて」
はは、と照れたように笑って、彼はそのあとぎゅるる〜…とお腹の音を鳴らした。
自分の失態に気づいたカラ松は、恥ずかしくて顔を真っ赤にさせていた。
そんな彼につい笑ったA、面白い人だなぁと思い、恥ずかしくて「うぅ…」と唸る彼。
『ふふっ、ちょっと待っててください』
数分後、私は今日のおやつであるガトーショコラとミルクティーを持ってきた。
彼が「えっ」と声を溢すとAは優しく笑った。
『私のおやつで良かったら、どうぞ』
「…っ」
それが、松岡Aと松野カラ松との出会い。
__
カフェ行ったことないので間違ってたら、生暖かい目で見てください…
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サトー(プロフ) - ありがとうございます!面白いと言っていただけるなんて… (2017年10月6日 22時) (レス) id: 06798f4f12 (このIDを非表示/違反報告)
女神の姉 - とっても面白いですね!!私の小説とは全然違う (2017年10月6日 21時) (レス) id: 86900be108 (このIDを非表示/違反報告)
サトー(プロフ) - Ririn☆さん» コメントありがとうございます。胸キュンですか、光栄です! (2017年4月4日 10時) (レス) id: 06798f4f12 (このIDを非表示/違反報告)
Ririn☆ - 胸キュンぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ (2017年4月3日 23時) (レス) id: 4ed4e75004 (このIDを非表示/違反報告)
サトー(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます。更新はなるべく頑張ります! (2017年3月29日 9時) (レス) id: 06798f4f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サトー | 作成日時:2015年12月30日 20時