山風高等学校生徒会 (ページ3)

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始業式ページ3

雅紀side

「うっわ...体育館広い...」

「はは、大きいだろう？」

校長先生は俺にそう言った
俺と校長先生は校長室から山風高等学校の体育館に移動してきた

そこには沢山の生徒がいてこちらを興味津々で見ていて少しだけ居心地が悪かった

「さ、相葉くんはここに座っててくれるかい？」

「はい。分かりました」

校長先生はそう言うと何処かへ行ってしまった

俺は校長先生に言われた通り先生達が沢山いる席の隣に座らされた

数分後式が始まった

「これより第二学期始業式を始めます」

最初に校長先生の挨拶があった

「今日から二学期の始まりですなので～」

校長先生は長々と話している
そんな話にあきて友達と喋ったりしている人が何人もいて心が傷んだ

「二学期も頑張りましょう」

校長先生が言うと拍手が鳴り響き話は終わった

「続いては生徒会の話。生徒会長の大野智くんお願いします」

司会の人に名前を呼ばれた大野智さんがステージ場に上がってきた
そしたら全校生徒がまるでさっきの話にあきて喋っているようなふざけた態度じゃなくて...まるで怯えていた

「あの人がが生徒会長...？」

俺も生徒会長さんを見た

背が低くてほんわかとした雰囲気が出ていてとても怖い人には見えなかった

「全校生徒の皆さんおはようございます。生徒会長の大野智です。まあ言わなくても分かるだろうけど今日は転校生がいるので一応紹介して起きます。」

「二学期です。頑張りましょう。それと、今学期も我々生徒会の気分を害すような行動は慎むように。以上です」

そう言って大野智さんはステージを降りた
生徒の皆は恐怖の目をしていて大野智さんを恐れているのが凄く分かった

「ありがとうございました。続きまして転校生の紹介。校長先生お願いします」

「はい。相葉くん。こちらへ」

「あ、はい！」

俺は校長先生の後ろについてステージに上がった
俺を見る生徒の皆の目はわくわくで溢れていて喜んでくれているんだなって思った

「今学期より転校してきた相葉雅紀くんだ。相葉くん一言お願い出来るかな？」

「はい！」

俺はそう言われマイクを渡された

「皆さんこんにちわ！この学校に転校してきました相葉雅紀です！慣れないことが沢山あり皆さんに迷惑をかけてしまうと思いますがよろしくお願いします！」

俺は勢いよく頭を下げた

そしたら凄く暖かい拍手をもらった
俺は思わず笑ってしまった

そのときある人達が俺をニヤニヤした目で見ていたことを俺は知らない...

END