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28.恥 ページ30

何かあったのだろうか……
帽子と影で顔は見えなかった。

中也さんは私の目の前まで来ると、手を手枷に乗せた。
そして手枷を壊した。
序に足のも取ってくれる。

「人虎がどうとかの話なら芥川が仕切ってた、奴は二階の通信保管所に記録を残してる筈だ」

「あ、そう。予想はついてたけどね」

「手前ェっ……」

太宰さんの方を睨む。

最後に私の頭をぽんぽんと叩いてから再び戻っていった。
よくわからないが、取ってくれた事に感謝する。

さっさと消えろとぼやく中也さん。
呑気に伸びをしながら続きを聞く。

「でも一つ訂正
今の私は美女と心中が夢なので君に蹴り殺されても毛ほども嬉しくない」

「あ、そう……じゃ今度自 殺志望の美人探しといてやるよ」

「中也……君は実は良い人だったのかい?」

「早く死ねって意味だよバカヤロウ」

また漫才のようなやりとりが繰り広げられている。
でも此れだけじゃ終わらない

「云っておくがな太宰、これで終わると思うなよ……二度目はねえぞ」

「違う違う、何か忘れてない?」

きた。
露骨に嫌そうな顔をして……そして覚悟を決めて此方を振り返った。

「二度目はなくってよ!」

「っ!」

瞬間、私は堪えきれなくなり笑い出した。
何度も前の世界で読んだが、それでも矢張り笑ってしまった。

中也さんは顔が真っ赤だ。

「この餓鬼っ……!」

「さァ〜て、帰ろうかAちゃん?」

太宰さんが満足したようににこにこと笑っている。
はい、と返事をして立とうとした瞬間。



身体が中を浮いた。

「首領の命令だ。手前ェは返さねぇぜ?」

「Aちゃんっ!」

太宰さんは急いで私に手を伸ばすが、寸前で届かず宙を掴んだ
浮いたまま中也さんの方まで運ばれ、そしてそのまま中也さんに俵担ぎされる。
中也さんは構うことなくそのまま歩き出した。

「……太宰さん」

名前を呼び、にこりと笑う。

「ちゃんと帰ります。太宰さんに習ったあれ、やってみます。
だから、外で待っててください。一緒に帰りましょう」

少しの沈黙の後、太宰さんは渋々納得した様だった。
そのまま、太宰さんとは別れた。



「……中也さん、中也さん」

後ろ向きで運ばれているためはっきりとは分からないが結構進んでいる筈だ。

「なんだ」

「後どれくらいですかね」

「……5分くらいか?」

いや広すぎだろポートマフィア。
これだけ歩いてんのにまだ着かないの……

それに、偶に私を見て黒服さんがぎょっとしてる
それは面白いけども

29.首領→←27.決着



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月城捺樹(プロフ) - 紅夏さん» 有難う御座います!更新させていただきました! (5月14日 16時) (レス) id: b10180abe7 (このIDを非表示/違反報告)
紅夏(プロフ) - 面白かったです!これからも更新頑張ってください! (5月1日 23時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
月城捺樹(プロフ) - 1つ1つ返せなくてすみません!沢山の方から期待して頂いてとても嬉しいです。遅くなりましたが更新させていただきました。 (2月24日 21時) (レス) id: b10180abe7 (このIDを非表示/違反報告)
みっく - とても面白いです!応援してます、更新期待してます (2月21日 18時) (レス) id: c025c89ca4 (このIDを非表示/違反報告)
蛍原(プロフ) - このような内容の作品大好きです! 次の話を期待して待機してます(●´ω`●) (2月19日 23時) (レス) id: 5ee87af96c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月城捺樹 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年10月14日 18時

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