夢主に振られたからって私に相談しないでください

第二十一話　堪ったもんじゃない ページ26

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夢主のありえない身長体重を見た後

更にその下に夢主の異能の記載があった

あれれ〜?おかしいぞ〜???と某少年名探偵も吃驚

滅茶苦茶チート異能が記載されているではありませんか

ぽまえいつから異能あったんや…

しかもバフの付与て…それも歌って…

夢主なら何かチートなんだろうとは思ってたが

歌ってる間にバリア〜???どうせなら仲間にも

バリア張ってやれよ、バフ使いでしょうが

いかんいかん、これじゃあまるで本物の悪女だ

ん?待てよ、夢主には判子が押されているということは

今回の合同任務のメンバーということか…?


…上官にキャンセル言い渡そうかな…

正直厭過ぎる、会って怯えられたら堪ったもんじゃない

あの夢主のことだから探偵社全員落としてるんだろうし

そこで怯えられたら武装探偵社にとって悪役確定だ


因みに今回の作戦に参加するのは社長と乱歩さん、

そして与謝野さん以外の全ての調査員の人達だった

つまり敦くんや正義感の強い国木田さん等に

その瞬間を見られたら今後の軍警と武装探偵社との

関わりも悪くなる、それが私のせいで

悪くなったとなれば、降格もありえる。

というかあの夢主のことだから確実に怯えられる。

マジでどうしよう、覆面でもするか?

ダメだな、それただの変人だ

わざと遅れる?そんなことしたら印象が悪くなること

間違いなしだろう、ていうかその前に作戦の話し合い

とかも込みで合同任務だからなぁ…

あんまり遅れると職務怠慢と取られかねないし…

今回の合同任務では福沢社長、乱歩さん、与謝野さんは

おらずとも作戦会議にはその3人も出席する

作戦会議に遅れると悪印象待ったなしだろう


資料片手にうんうんと悩んでいると後ろから部下の

植田くんが来た、下の名前は知らない

「この子可愛いっすよね。さっきから清水さん

この子のこと凝視してますけど真逆…」

その言葉は最後まで紡がれることはなかった

何故なら私が自覚ありの物凄くキツい悪役顔で

睨んでやったからだ

「冗談じゃないっすか、キツい顔が

更にキツくなってますよ」

『失礼極まりないね、植田くん』

「否、すみません、けど本当に可愛いっすよねこの子」

『やめときなさい、中身ペラッペラよ』

物理的にもペラッペラだけど、と思い乍らも

そこまで言って早く仕事に戻る様に急かした。


はてさてこれから先どうしたもんかな…と頭を捻らせた










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