【文豪ストレイドッグス】敦の姉はポートマフィアの一員で……

２６話 ページ28

舌打ちは得意なのです貴女side


くっそ


重い………


『はぁ〜〜〜……』


盛大なため息をついた私は中也を背負ってbarを出る


『もう少し痩せろよ』


ヒール履いてなくて良かった


自分と同じ身長の人を背負う気持ち分かる？


しかも男


おったまげー


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『よっこいしょお!!!』


中也をベットに投げ落とし、疲れたから横に座る


さて、帰ろ


中「A〜」


『はいはいなぁに』


中「苦(くる)しい」


そうか


スーツ(？)だから寝たらキッチィもんね


え


脱がせるの？


やだ


やだやだやだやだやだやだやだやだやだ






『………自分で服脱ぎなよ自分で』


シャツぐらいは持って来てあげるから……


自分で脱いでくれ……


中「無理」


『………分かったよ。じゃあ起き上がれ』


中也は素直に起き上がる


なんか可愛いな


ﾌﾟﾁﾝ


ﾌﾟﾁﾝ


Aは静かにボタンを外していく


緊張する


上半身を脱がし終わった時、『シャツ持ってくるから何処？』と聞いた


中也は「ん」と云って指さした


指さされた方向に向かうA


クローゼットを開けてシャツをさがす


今更だけど如何して私がこんな事に……


あんな中也の為に……


そう云えば、幹部補佐になったけど実際何するだろ


うーん


中「おい」


ｷﾞｭｯ


中「どこ行くんだよ」


中也は後ろから肩に手を回して云う


中也の吐息が首にかかる


『え、アンタのシャツ取りに来ただけだけど』


中「何処にも行くな…」


『は？』


そんな消えそうな声で何言ってんの……


中「A…」


『………何処にも行かないから、離して』


中也は大人しく手を解く


ｷﾞｭｯ


再び中也が……


ではなくAが中也に抱き着いた





『此れでいーの？』


中「………A」


『酔いすぎ。もう寝なよ』


パッとAは中也から離れる


そして背中をグイグイ押してベットまで連れて行く


中也はベットの前で止まる


『急に止まるなよ……はいこれシャツ


早く着ろ☆』


中「………ってねェ」


『ん？何？』


中「酔ってねェよ」


『は？』



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