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14話 ページ15

流石に緊張するよ貴女side


太「包帯持ってくるね」


『う、うん』


あ〜、落ち着かない


太宰の家に転がり込んだ(強制)私は手当てされるのを待ってます


にしても綺麗な家だなぁ


太宰は家は2つあるのだよって言っていたけど、家2つってすご


でも矢っ張り落ち着かない


中也の家の方が居心地良かったのに




……如何して太宰はあんな所に居たんだろう


絶対に普通の大通りを歩いてたら気が付かない場所に座ってたのに……









私が居る事を知ってて入って来たりして?


そもそもどうやって私が治癒の異能力者って事をあいつら知ってたの?


ポートマフィアってそーゆー情報はしっかりしてるからバレることは無い筈


誰か内通者が居るの?


いや、多分それは違う


あ、でも前に誰か侵入してたって聞いたことあるかも


その男は


確か


茶色い髪で背が高く


中也が忌み嫌っている人物







Aの中で色んな記憶がフラッシュバックする


「何で手前が此処にいンだよ!!」

「チッ……A場所変えるぞ」

そして妙に違和感のあった太宰が私を見つけた時の会話

「それとも普通の病院に行けない事情でもあるのかい?」

「でも血出てるよ?」

私が怪我をしていたのは左側で


太宰が居たのは右側


そこからは絶対に見えない位置


そして私の髪は黒髪で血なんて全然目立たない





傷がある事知ってたんじゃないの?


”こりゃあ一杯食わされたね”

”なかなかいい司令官が居たもんだ”


そう思った瞬間背中にこれほどまでに無い位のスピードで背筋が凍る


太「お待たせ」


『ッッ!!』


太「どうしたの?顔色が悪いけど」


太宰はAの横に座る


『ううん、大丈夫』


考え過ぎよ


落ち着け


太「………」


太宰は無言で私の頭に包帯を巻き始める


太「……その様子だと気付いてしまったようだね」


『!!』


その場の空気が一気に凍り付くのが分かる


『如何してこんな事したの』


声が震えるのを噛みころしながら呟く


太「如何してって、只単に君に会いたかったからだよ」


『嘘は辞めて』


太「……君に会いたかったのは事実だよ。
でも君はポートマフィアだ。
何か会う口実が欲しかったから
負傷している小さな組織に君の治癒の異能の情報を流した。
勿論殺傷性の高い異能の事は告げずにね」

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ルガオ(プロフ) - あぷりこっと@ぜるだぁりさん» いえいえ!頑張ってください( ´艸`)← (2018年7月23日 23時) (レス) id: 68e75edf6f (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと@ぜるだぁり(プロフ) - ルガオさん» 了解しました♪ありがとうございます♪ (2018年7月22日 22時) (レス) id: 966ade018a (このIDを非表示/違反報告)
ルガオ(プロフ) - あぷりこっと@ぜるだぁりさん» あと、白衣を上から着てます! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 68e75edf6f (このIDを非表示/違反報告)
ルガオ(プロフ) - あぷりこっと@ぜるだぁりさん» 了解です!髪の毛の色は黒の肩下ぐらい。前髪は敦くんみたいに斜め。赤のメッシュが横髪に入ってる。赤い目。服装は白のワイシャツに黒いネクタイ、黒のタイトスカート。黒の革靴。って感じです!宜しくお願いします!!! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 68e75edf6f (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと@ぜるだぁり(プロフ) - 本当ですか?ありがとうございます♪では設定のところに書いてる部分に加えて詳しく教えていただいていいですか? (2018年7月16日 22時) (レス) id: 966ade018a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルガオ | 作成日時:2018年4月15日 9時

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