冷静に考えて鬼怖くね？ 【鬼滅の刃】

3 ページ4

『冨岡さん、聞きました？十二鬼月っぽいらしいですよ。』

「あぁ、お館様から聞いた」

『オヤカタサマァァァ！！ 』







お館様から聞いたとか、それもう確実やん。

十二鬼月っぽいよ じゃなくて 十二鬼月だよ じゃんそれ。



もっと自信持てよ(？)








「俺はさっき猪を助けた。」

『遭難したんかな、可哀想に。』

「人だった。」

『どっちやねん。』









冨岡さんってなんか話すの下手だよね。


でもコミュ障なイケメンとフレンドリーなブスだったらどっちがいいかって話。

コミュ障なイケメンの方がいいね。

冨岡さんが急にフレンドリーなブスになったら私泣いちゃう。









「夏鈴、俺は東に行くからお前は西に行け。」

『え、ちょ単独行動なの？ねぇちょっと。』








そう言った瞬間すぐ東の方向に向かてった冨岡さん。



いや、人の話は最後まで聞こうぜ。

というか相手の意見を取り入れようぜ。


これで私がどうしても東行きたい人だったらどうすんだよ。





違う違う、問題なのはそこじゃない。


私が今単独行動しているということが問題。

もし今この状況で十二鬼月が襲いかかってきた場合…。





私＝弱い
十二鬼月＝めちゃ強い
弱いＶＳめちゃ強い＝ 弱い＝死


つまり私＝死





うわやばい、私数学得意だ。

来世は数学教師になろう。







ダメだ、今十二鬼月にあったら確実に死ぬ。




どうにかして誰かと巡り合わないと。
あわよくばイケメンと巡り合って結婚までこぎつけないと。







とにかく誰かと会いたくて必死に走り回ってたら、途中で木に縛り付けられてる猪を見た。

恐怖でした。

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す