冷静に考えて鬼怖くね？ 【鬼滅の刃】

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「冨岡義勇、下弦ノ陸ヲ撃破！」







え、終わったじゃん。


ボスが十二鬼月だったんでしょ？
冨岡さんがそれ倒したんでしょ？



じゃあもう戦い終わったじゃん。


てか私が来た意味ってなんだったの？


ただ冨岡さんとお話して山の中走り回ってだけなんですけど。

圧倒的に無駄。


もういいや、帰ろう。









「すみませんが、そこ退いてください！！！！」









後ろからそんな声が聞こえて振り向く。

そこにはなんと私好みのイケメンが。



え、結婚しよ と叫びそうになったその時、イケメンくんが後ろから追ってきていたカナヲに潰された。




なにしてん。
なにしてんのよ。

急にイケメン潰すなよ、国宝だぞ。

イケメンは国宝だかんな、保護しろよ。









「逃げろ禰豆子！！逃げろ！！！」









てかイケメンよく見たら女の子抱っこしてたじゃん。

彼女？彼女なの？？？
てか鬼やん。

あ、でも女の子も可愛い好き。









「逃げっ……」









逃げろ と言いかけてカナヲのかかと落としを食らったイケメンはそのまま気絶した。

痛そう…。




言われた通り逃げる禰豆子と呼ばれた女の子と、それを追うカナヲ。



うーん…なんか訳ありっぽいな。






仕方ない、今回全く出番がなくてここに来た意味なかった私が助けてあげよう。









『禰豆子ちゃん？で、いいんだっけ！？このまま走るよ！』

「むー！！！」








何この子やだ可愛い。





禰豆子ちゃんをお姫様抱っこしてそのまま走る。


カナヲも後を追って来るけど私に追いつけるわけない。

私足だけは速いから。









『残念だったねカナヲ！！私足だけは速いから！！足だけは！！！ハハハ！！！！』

「…………」







すげぇ無視するやん。
メンタルブレイクしそう。



てか禰豆子ちゃんめちゃくちゃ可愛い。


木と木の間を飛んでるからジェットコースターみたいで楽しいのか、目をキラキラさせてる。

鬼だけど守ってよかったよ、可愛すぎる。






それから数秒経たないうちに、鴉から「炭治郎、禰豆子、夏鈴ヲ拘束シロ」と伝達があった。



え、ちょっと待って私も？

鬼庇ったこともう伝わってんの？早すぎて草。






すぐ駆けつけにきた隠に禰豆子を引き渡す。







「光柱様…拘束させて頂いてもよろしいでしょうか。」

『 ……ぴえん。』








師範ごめんな。
多分あんた切腹だわ、草。

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