これからこの子と【問答王】

日常.夜 ページ8

ymmtサイド

pm6:00

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だいたいオフィスにいる人は19時くらいに帰ってくる
今日僕は一日外部の仕事で、オフィスには行かずそのままシェアハウスに帰ってきた。今日の当番は福良さんだけど、先に帰ってきちゃってるし、ご飯作っちゃおう！(シェアハウスを始める時、拓司くんを育てることになった時の計2回の料理特訓と、普段の当番で僕の料理スキルは大幅アップした)

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今日のメニューはカレーとオニオンスープ。拓司くんはカレーも好きだったはず。噂をすればなんとやら、いつものメンバーが帰ってきた

伊・こう｢｢ただいまー！｣｣

山｢おかえり！みなさんもお疲れ様です！｣

福｢ただいま。あれっ？ご飯作ってくれたの？ありがとう！｣

山｢いえいえ。今日はカレーですよ！｣

須｢マジで！早く食べようぜ｣

河｢ほら、手を洗いに行こう｣

席につき、

全『いただきます！』

伊｢おいしい！｣

｢おいしい｣と言って食べる拓司くんに自然と笑顔になるし、一日の疲れが吹っ飛ぶのを感じた

河｢おい、福良。カレーの野菜くらい食え｣

福｢いやいやいや、野菜の味するから無理｣

河｢カレーの味でほぼ野菜の味せんわ｣

河村さんと福良さんはいつものバトルをしてる

こう｢こないだの回、やばかったんですよ！実はー。｣

須｢マジか…。それはショックだわ｣

こうちゃんと須貝さんは仮面ライダートークで盛り上がってる

そんなメンバーを拓司くんはニコニコ楽しそうに見てる。拓司くんは1年ほど前までまともな栄養を取ってなかったからか同い年の他の子に比べると体は小さい。背の順も一番前だと言ってた。

伊｢あのね、よしくん！今日ね、幼稚園でねサッカーとなぞなぞしたの！かえってるときにこうちゃんとどろだんごもつくった！｣

と、今日の事を楽しそうに話してくれる。相槌を打ちながら拓司くんを見ると、目が合いそのまましばらく目を合わせていると、はっ！としたように改めて目を合して、

伊｢よしくん！今日もごはんありがとう。すっごくおいしいよ！｣

山｢………！！！ううん。こちらこそ食べてくれてありがとう｣

拓司くんはなんで自分がお礼を言われてるか分かってないようだ。僕は今感動して、ありがとうを伝えた。ほんとに僕たちのとこに来てくれてありがとう。前までは無理やり頑張って食べてたご飯を美味しそうに自分から食べてくれて。いつでも作るから無理せず食べてね？

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