夏の日(2) (ページ24)

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A side

ｰ会社ｰ

片平「岸、もう大丈夫なの？」

「とりあえず大丈夫です！ご迷惑おかけしてすいませんでした」

片平「今日からまた頑張るのよ」

「はい！」

デスクにいくとプリントがあった
まとめておいてくれたんだね紫耀君

平野「おはようございまーす！」

片平「平野、相棒が来たからまた2人で頑張りなさい！」

平野「はい！」

いつものニコニコした表情でこっちにくる紫耀君

「おはよ紫耀君」

平野「おはよ！今日も頑張りますか！」

「ﾌﾌｯ…はい！！！」

今日はお昼もとらずに集中して仕事をした

「ふぅ～終わった」

見るともう6時だった

荷物まとめて会社を出ようとエレベーターに乗ったときだった

中に乗ってた人

紗良「Aちゃん」

紗良ちゃんだった

平野＂オオカミ少女で有名だったから＂

紗良ちゃんが本当に…

紗良「今から廉のとこにいくの？」

「…うん笑」

紗良「凄いねAちゃん。こんなに遅くまで仕事してそれから廉のとこに行くって。廉もきっと幸せだろうな～」

この笑顔はどういう意味なんだろう

「紗良ちゃんは？」

紗良「ちょっと寄るとこあって笑」

「そうなんだ…」

prrrrr prrrrr prrrrr

私の電話が鳴った

画面には＂廉＂の文字

「もしもし」

廉「A、」

「廉、どうしたの」

廉「今から来て欲しい」

「…分かった。行くから待ってて」

紗良「…」

この前の廉とは違うって声を聞いてわかった

「じゃ、またね…」

紗良「廉の所行くの？」

「そうだけど…」

紗良「…そ。」

「じゃ、また…」

私は歩いて病院に向かった