5.金のリンゴの夢 ページ8
ドリームside…
……
……あれ…？
おかしいな…
僕は死んだ筈なのに、
金のリンゴに戻ったのに…
僕の…ドリームとしての意識はまだあるなんて…
どうなっているのかな？
きっとさっきの闇の男が僕を食べてしまったんだ…
どうしよう…
［美味しそうなリンゴだなぁ…］
えっ、誰の声！？おいしそうって…
［希望の無いリンゴは…］
なにする気だ…！やっ、やめろ…
［…生きたい？］
あっ、当たり前だ！！僕はナイトメアを…助けないといけないんだ！
［グッド！！］
すると、僕の意識はどんどん遠退いていった…
dream「わあぁ！！？
…あれ？」
ドリームが目を覚まし、上半身をガバリと起こすとそこは森の中らしく、木の下にいた。
横には木にもたれ掛かっている人間の女性と、反対側には女性の太股に頭をのせてぐっすりと眠っているインクがいた。
女の人はドリームに気付いて彼の方を見る。
『ふぁ…大丈夫？キミ？あー…ドリーム。』
dream「どうして僕の名前を…!」
『私はルリカ。このインクよりも高みに存在する人で、彼と他多数とでクレムバレツ…えーっと、闇って感じの男を探しているの。』
ルリカの発言に、敵ではないと確信したドリーム。
dream「アイツがクレムバレツと言う名前なのか…。」
『クレムバレツにあったんだね。…何があったか、話してくれない？』
黙っていたドリームだったが、少ししたら話し始めた。
ドリーム「ヤツが…突然現れて世界全てを闇に染め上げたんだ。僕の双子の兄、ナイトメアがヤツを倒そうとしたんだ。…だけど、駄目だった。」
『…そうだったんだ。』
dream「…そう言えばルリカはさっき『高みに存在する』って言ってたけど…どういう意味なの？」
『そうだねぇ…。この子、インクは全てのAU世界を見守る守護者。私は別世界で、さらにそれを見張る存在かな？うんうん。』
dream「見張る存在…」
『［DWR.M］って言うんだよね。だからキミの事も、ナイトメアの事もよく知っているんだ。』
dream「そうだったんだ…」
ウトウトしだしたドリームを見て、ルリカは自分の方へ寄せる。
dream「…僕と長くいて…しまったら…」
『私は平気。さ、もう少し休んで。今はまだ真夜中。ドリームは金のリンゴから戻ったばかりで力が入らないんだから。』
そう言ってルリカは前を向いて一息つく。ドリームはそのまま彼女に見とれながら眠りについた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もものす(プロフ) - ソウルジェムってみた時にまどマギだと錯覚してしまった私は重症((( (2020年1月3日 21時) (
レス) id: 7ecc545104 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎー(プロフ) - Kuroha*969さん» マジですよぉぉぉ！！ (2019年3月31日 21時) (レス) id: d446a01253 (このIDを非表示/違反報告)
Kuroha*969 - まじかぁぁぁっ!? (2019年3月31日 21時) (レス) id: c1b3ac2201 (このIDを非表示/違反報告)
Kuroha*969 - ゆぎーさん» 別の機器から。新しいの楽しみにしてます！ (2019年3月9日 19時) (レス) id: 7a28973cff (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎー(プロフ) - Kuroha*969さん» うおおぉぉ！？まさかのコメント！！続編は……此方の小説は…う、打ち切りとなってしまいました！！申し訳ありません！！！！ (2019年3月9日 18時) (レス) id: 3af73fb010 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆぎー | 作成日時：2018年6月1日 23時
