【UT+AU】神風の行進曲

26.本当はね… ページ30

Sキャラ「このっ…！放せ！」
ベリー「ぜっったいに放さない！！何があっても！」
Sキャラ「っ…！」

するとSキャラは勢いを前に少しつけていきなり後ろに体を引いた。ベリーはその少しの衝撃で力が抜けて前に出てしまう。その瞬間をSキャラは逃さず、背負い投げを繰り出して今度は彼女がベリーの上に立った。

Sキャラ「死んじゃえ！」
ベリー「サンズィ！！」

グイ！！

『おわっ！？』

いきなりルリカの腕をつかんでベリーとSキャラの所へ走るハニー。

『連続は辛いけど今は文句いってられないよね！！』









Sキャラ「…！！」
ハニー『すまなかったな、キャラ…』

ハニーはルリカとSOUL一体化をした。姿はオレンジパーカーとジーパンを着た背の白い髪の高い男の人。
そしてキャラに抱き着いていた。

ハニー『俺ぁ、キャラがあの時…殺しを楽しんでいるって思っていた。』
Sキャラ「僕は…僕はわからなかっただけなのに…」
ハニー『あの時、お前さんはもうキャラじゃなかったんだよな。』
Sキャラ「僕はただ…モンスターを前にして…どうしたら良いのか分からなくて…それで…」
ハニー『お前さんはやり直してくれたじゃないか…もう、一人で抱え込むな。な？』
ベリー「俺様達がいるじゃないか！」

ベリーも飛び付くようにして二人に抱き着いた。

Sキャラ「そう…だよね。ありがとう、二人とも…！」

そしてSキャラの姿は消えてしまい、SOULが残った。

ベリー「パップが持つべきだぞ！」
ハニー『分かったよ兄弟…』


そのときにSOUL一体化が解除されたので、ルリカは後ろに現れる。何故か咳をしながら…


『に、苦甘い…煙草と蜂蜜思考が頭の中に…』

どうやら、ハニーの思考の一部が残っているようだ。ズニキの時のように……

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