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転校生 ページ3

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貴方side



「和成…ごめんね、ありがとう…」


「守れなくて…ごめんな…」




「ううん、沢山守ってくれた。ありがとう。



和成は大事な幼なじみだからね、また遊ぼう。」





「おう…!!」









私は幼なじみの高尾和成と同じ、日和見中学校にいた。
けれどある事が原因で私は近くの帝光中学校に引っ越すことに。









______それが私の運命を変えることになるとは思ってもいなかったが。









「ほら、みんな席につきなさいー!」



私のこれから入る教室から先生の声がする。
転入生の立場は初めてで、すごく緊張する…。けど、大丈夫………なはず…。





「今日は転入生を紹介するわね、入ってきて!」





教室から可愛い子!?イケメン!?なんて声が。私は可愛くないですごめんなさい………


息を吸って吐いて、深呼吸をし、目の前のドアを開ける。頑張れ、私…!







「え、えと、白羽 A と言います!日和見中学校から来ました!






まだ分からないことが沢山あるので皆さん、よろしくお願いします…!」









私は得意の笑顔をぺたんと顔に貼り付け、あらかじめ考えていた文をスラスラっといい、微笑んだ。





「え、めちゃかわ!!!!!」



「何あの子天使……………………」




「スタイル良すぎ!」







いややめて…本当に可愛くないです天使でもないです………






「席は黄瀬の隣ね〜」




「黄瀬…?」





「あ、あの黄色いの。」





先生が指さす方向を見ると、本当に黄色いのがいた。




「分かりました、」





私は歩かず、たったった と急いで席に着いた。
黄瀬くん?という子はそっぽ向いて、興味が無いから近づくな、というオーラを出している。





拝啓 高尾和成 様





私やっていけそうにないです。助けて。









挨拶は大事だと思い出し、とりあえず挨拶だけしようと勇気を出した。



「き、黄瀬くん…?だっけ?よろしくね、!」




「ん、あ、そうっス、よろしく白羽さん!」





そう言って微笑む彼。その笑顔を見て少し頭がズキっとした。

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作者名:なの | 作成日時:2021年4月10日 15時

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