検索窓
今日:6 hit、昨日:12 hit、合計:1,227 hit

. 29 ページ30

.



試合が終わった次の日は休みを貰った私たち。今日は宮地さん、木村さん、大坪さん、しんちゃん、高尾くん、私で出掛けることに。



「しんちゃん!走って!!」




しんちゃんのおかげで遅刻しそうになっている。おは朝占い特番をやっていてそれをずっと見ていたのだ。




「A、足遅いのだよ。」




「現役男子バスケ部の足についていけるか!」




「はぁ…」




「はぁ、じゃありません!」




「置いていくのだよ。」




「え、ちょ、え!?」



本当に置いていかれた…。恨むまじ。









「はぁ…はぁ…遅れてすいませーん!!」



1分遅刻してしまった。先輩達がいるから1分でも遅刻はだめ。本当に恨む………………。



「あぁ、大丈夫だ、緑間から話は聞いたからな。」


「おはよう、Aちゃん。」


「とりあえずカフェでも行く?休憩に。」


「先輩達………………………。」



その優しさにジーンときた。でも疲れたのは本当なので少し休ませてもらうことに。



「ついたー!!!」


そこは少しオシャレなカフェ。こんなごつい人達が入っていいのか…。




店員さんには少し引かれていたが、周りからはイケメンいっぱいじゃん、なんて黄色い声がキャッキャッ聞こえた。
私、こういうの苦手なんだよな〜、いっつも冷たい目で見られるし…。



「いやあの子可愛くね?」



「イケメンと美女とかやばすぎる…」



あれ…思ってたのと違う……………。まぁいっか!((




おい、Aと宮地さんに呼ばれたので、なんですか〜と返事をした。



「お前だけ特別に奢ってやるよ、好きなの選べ」



「へ…み、宮地さん!?!大丈夫ですか!?!!何処か壊れましたか!?」



「あぁ?何言ってんだ??」



宮地さんが急に優しい……………。最初は断ろうかと思ったが、その優しさに甘えることにした。



「私これ食べたいです!」



そう言って選んだのがチョコレートケーキとはちみつココア。私が好きな組み合わせ。



「お、お前俺と飲み物一緒じゃん!」



「宮地さんも好きなんですか!?」



「おう!美味しいよな、ここのはちみつココア!」



「宮地さん、蜂蜜色の髪の毛してはちみつココア飲むとか…共食い…WWW」



高尾くんは何故いつも一言余計なのだろう。当たり前のように宮地さんにボコされていた。

. 30→←. 28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 黒バス , 高尾和成   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なの | 作成日時:2021年4月5日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。