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｢｢ありがとうございました！｣｣
ちなみに試合は10分間。5対35で私たちの勝ち。
｢うえーい！｣
｢やったねん！｣
私たちは大喜び。
順調に勝ち進んでいき、決勝。
3Aとの対決。
｢ねぇあなた。｣
｢へ、あ、私ですか？｣
｢そうあなた。
この試合、あなたが負けたら、マネージャーやめなさい。｣
何だこの先輩は。どこまで上目線なんだ。
｢ごめんなさい〜、私、推薦貰ってきてるので、辞められないんですぅ〜｣
｢あなたは知らないかもしれないけど、バスケ部は女子に人気なの、あなたが目障りなのよ！！｣
…人気なのもモテるのも知っている。誰よりも近くで見てるつもりだから。
みんな一生懸命に取り組んでいる。その姿がかっこよくて人気なのだろう。
｢わかりました。でもその代わり、私が勝ったら、金輪際やめろとか言わないでくださいね。｣
｢もちろんよ。｣
絶対勝つ。心にそう誓った。
｢お前はばかかっ！｣
｢いでっ｣
ももちんに叩かれた。ももちんにはあの会話が聞こえたそうで。
｢何勝手に決めてんの！ばかなの！？｣
｢ごめんってぇ……………｣
こっぴどく叱られてしまった、ももちんは他のメンバーにも伝えた。
そしてみんなに背中を全力で叩かれた。とっても痛い。
｢まぁ、Aが優勝に導いてくれるらしいので、頑張りますか〜｣
｢そゆことだよね〜頑張るか〜｣
｢私優勝したい！なのも守りたい！｣
｢え、ちょ、みんな！？｣
この人たちはなんて自由なんだ。
でも心強くてニヤッと笑ってしまった。
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作者名：なの | 作成日時：2021年4月5日 0時
