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私はここ、秀徳高校のマネージャーになる。何故か分からないが推薦され、幼なじみと同じだと分かったので、ここにきたのだ。
もう一度いう。何故か分からないが。
「早く行こーよー、しんちゃんー」
「うるさいのだよ。というかその呼び方辞めるのだよ!!」
私たちの朝はいちもこんな感じ。とにかくうるさい。しんちゃんが。もう一度言う。しんちゃんがだ。
もう一度使いすぎだって?…………そんなの知らない。使ったの私じゃないもん。
「何回も言わなくていいのだよ!そしてお前が何回も言ってるのだよ!!……早く行くぞ。」
「へへへ、ふぁ〜い」
うるさいとか文句を言いながらも、構ってくれたり、話してくれる、真太郎がとっても自慢の幼なじみなのだ。
2人でギャーギャー騒ぎながら目的地の学校に足を進める。
「やっぱブレザーが良かったなぁ〜」
秀徳高校は制服が、学ランとセーラーなのだ。
それでも可愛いからまぁいっかとなっているが。
…でも本当はブレザーが良かった。茶色のブレザーとか…着たかった。
「A、わがまま言わないのだよ、ならここに来なければよかったのだよ。」
「う…ごもっともです………」
幼なじみにド正論をかまされて、何も言えなくなった私。
「俺はクラス表をみてくる、お前はここから動かないでいるのだよ。」
「ありがとう〜いってらっしゃい〜」
私は身長がそこまででかくないため、いつもしんちゃんが見てくれる。やっさし〜
それでも待ってる間は暇なのだ。ふと目の前にある大きな桜の木に目がいった。
とてもでかく綺麗に咲くこの桜の木を見ていた時、ある人物を見つけたが私は言葉を失った。
「っ…………………」
________その人はとても綺麗だったのだ。綺麗に桜の木を見て、綺麗に立っていた。
その姿にトクンと心臓がなった。
それが恋の始まりだと気づかずに。
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作者名:なの | 作成日時:2021年4月5日 0時