早峰惺斗 ページ6
ずっと我慢してたよ
やめろよ
父「はぁ･･･
彩斗も役立たず
お前も役立たずなんて早峰家も
終わったのか･･･」
母「まぁまぁ
惺斗はともかく彩斗は
あの名門朱桜家の司様の執事よ
利用価値はまだあるじゃない」
父「そうだな」
やめろよ
ぼくの事はともかく
兄さんまで悪く言うなよ
兄さんは役立たずなんかじゃない
役立たずならぼくらを産まなければよかったじゃないか
二人でもっと優しい家庭に生まれて
幸せに暮らしたかったな
兄さんだけでも･･･
いやいやだめだ
ぼくら二人で兄弟だ
兄さんとなら何処へでも行ける
たとえそれが
天国だってね
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
響く音が事がなって何処にだって
父「お前はこんなことも出来んのか」
出来るわけないじゃん
父「はぁ･･･
本当ゴミだな
早く捨てれば良かった」
じゃあ今すぐ捨ててくれよ
いらないぼくなんか
早くすてた方が楽な癖に
どうせぼくたちの見た目で寄ってくる
汚い大人達と評価がいいから
ここに置いてるんだろ
利用価値がない奴はすぐに捨てるのがこの
早峰家の決まり
そう
"決まり"だから
問答無用で捨てられる
それを耐え抜いたのが真の早峰の名を背負う者
とかなんだか言ってたけど
ぼくはもうどうでもいいかな
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作者名：ポテト美味い | 作成日時：2018年6月12日 23時
