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5.吉原ラメント 1 ページ24
銀時sied
今日も、鏡を見、紅を引き。
名前しか知らない殿方の欲に応じて、受け入れて。
あの時の俺は橙色に輝いていた花だったのかもしれない。
でもいつの間にか、藍色の花になってしまった。
それでも俺は男であっても人気の花魁であることには変わりない。
だから藍色の花でも俺は安くないんだ。
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真は只一人の何方か・・・いんや。出来れば晋助のためだけに咲いていたかったのだけれど。
運命は俺の自由を奪い、そいで歯車を廻して行くのでありんす。
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偽りだらけの恋愛。
好きでもない殿方となのに、それなのに
悲しいくらいに感じた。
今日の 吉原は泣きたくなる雨だった。
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作者名:凛花 | 作成日時:2019年2月10日 15時