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水晶が透明に戻りゆくと、照史がぐだーっと床に寝そべる。
｢ふわぁ〜…久しぶりの家やぁ｣
｢お疲れさまやで。せや、ひと段落したし少し寝ておいで。布団用意してあるから｣
｢気ぃ利くなぁ、さすが�陲舛磴鵝弔◆△任眄茲△い弔吠鷙陲擦覆△�んわ｣
｢あぁ、今日は店に出てるから晩御飯のときでええよ｣
｢あら珍し。じゃあ寝よかな〜｣
ダラダラと歩く照史が寝室の前で止まり、ドアノブに手をかけながら何やら思い出したかのような仕草。
｢久しぶりの御飯、期待してるって神ちゃんに言うといてなっ｣
｢言わんでも今頃照史の好物ばっか作ってると思うで〜｣
｢ひひ、楽しみや。んじゃ、おやすみ〜！｣
｢おやすみ｣
寝食を必要としないはずの俺らやけど、食べる楽しさを知ってからは人間と同じようにしっかり三食みんなで囲むことにしている。
寝るっていう心地よさも、手っ取り早く体力を取り戻すのに有効やしね。
四季の中でも照史は特に食べるのが大好きで、しょっちゅう智洋に食べたいもののリクエストをしてるから、ものづくり全般が大好きな智洋は大喜び。
今日も巡り終えた知らせを聞いて、照史の顔を見るより早く台所に籠ってしまった。
あんまり放っておくと作り過ぎるし、そろそろ様子見に行くか。
｢智洋〜……何してん？｣
台所へ向かうと、せっせとリズミカルに動く智洋の姿が。
とても料理を作ってるとは思えへん動きなんやけど…
｢あっ崇裕、見てこれっ！おうどんやねん！｣
｢うどん？…なんで踏んでるん？｣
｢こうするとコシが出るって、本に書いてあって、やってみてんけど…っと、結構きついねん｣
｢へぇ…大変なんやね｣
折りたたんでは踏み、折りたたんでは踏みを何回か繰り返し、今度は麺棒で伸ばしている。
今日は手の込んだもん作ってるから作りすぎの心配はなさそうかな。
特に手伝うこともないとはっきり言われてもうたから、大人しく椅子に座り智洋を眺める。
｢そういや、流星と望は？あいつら今日仕事休みや言うて、全然見ないんやけど｣
｢さっきまでお店の掃除してくれててんけど、終わって暇やって言うからお使い頼んだの｣
｢にしても遅ない？｣
｢ちょうど食材切れる頃でめいっぱい頼んでもうたから｣
｢ほーかぁ、なら様子見ついでに迎えに行ってこよかな｣
均等に麺を切るのに夢中になってる智洋みてんのもおもろいけどな。
最近あんまり外に出てなかったしちょうどええかって、適当に上着を羽織って商店の方へ歩を進めた。
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杏子(プロフ) - ebifuraistar73さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです！また少し待たせてしまうかもしれませんが、ゆっくり更新していきますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年3月13日 14時) (
レス) id: f0bc5c27fe (このIDを非表示/違反報告)
ebifuraistar73(プロフ) - 待ってました！公開する季節、ぴったりですね。ありがとうございます。 (2018年3月13日 6時) (レス) id: 747d322e1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏子 | 作成日時：2017年9月6日 19時
