13.虹 ページ15
小枝side
「え、お義父様を殺すやからが…?」
「あぁ…いるんだ…」
そう言って白雄の顔はとても怖かった。
雨の音が聞こえないほどの驚き。
「な、なんで…?だってお義父様が殺される理由が…」
民から、家族から、部下から信頼の厚いあの方は恨まれるなんて無いはずだ。
「だから、一時小枝は自分の国に帰れ」
「いいえ私も戦います。」
「だめだ。お腹の子に何かあったら遅いんだぞ。それにお前にも何かあったら…」
「大丈夫です。お腹の子は少し成長を遅らせることは出来るのよ?
それに…
私は練白雄の妻、練小枝、いつ戦うかなんて覚悟の上だわ。
貴方の隣は今も昔も変わりないわ。」
そう言って白雄を見てニコリとすると、白雄は少し安心している顔をしている。
そう、貴方にはそっちの方がいいわ…
するとスーッと雨が止み、虹が見えた。
「ほら見て白雄虹よ。」
綺麗ね、と呟く。
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やや@征(プロフ) - 続きが気になる…………頑張ってください! (2018年9月10日 7時) (レス) id: 00fd75e08b (このIDを非表示/違反報告)
なぎなぎ(プロフ) - 百一千美さん» ご注意ありがとうございます!百一千美様と言う通りおかしいですね…本当に申し訳ございません!!!書き直しますね!!ご注意ありがとうございました!嬉しかったです!!! (2017年3月23日 11時) (レス) id: dab5cee7a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なぎなぎ | 作成日時:2017年3月19日 1時