は？ ページ4
貴方side
まあ、そういうことだった。
宮双子はすごく有名で、私なんかがって思ったのも確かだけどこんなイケメンに頼まれたら作るしかないよね。
治「笹原は食わんの？」
貴「あ、私の家にお弁当箱１つしかないから自分のやつ持ってこなかったの。購買行ってくるね。」
治「...俺の食うか？」
貴「え？」
治「俺の弁当食うか？」
貴「...自分のお弁当あるの？」
治「あるで。」
まさかお弁当２つも食べるの！？
あ、いや、バレー部だもんね。運動部ってすごく動くからお腹空くのか！
それならもらっちゃ悪いよね...。
貴「いいよ！購買行けばいい話だし」
治「ええから」
貴「いやいや！悪いから遠慮しとくね」
治「...ご馳走さん、ほな行くで。」
貴「え、どこに？って、ちょ、ちょっと待って！」
腕を引かれて廊下を歩けば、治くんの教室に着いた。
治「こっち。」
治くんは自分の席に座るとドアにいる私に手招きした。
貴「...」
いや、行けるわけない！
めっちゃ見られてるし。特に女子！女子！！
？「なぁ、教室入らんの？」
貴「ご、ごめんなさい！今どけますね...って、あ、侑！？」
治「げっ」
侑「A〜！お前サムと何しとった！？」
治「最悪や」
侑「はあ！？何が最悪やねん、言うてみぃ！」
治「...............」
侑「なんやねんっ！！」
貴「あー、ええっと」
治「ツムなんか気にせんではよ来てや」
貴「気にしないのは無理かな、うん」
侑「サムに用事か？」
貴「うーん、まぁそんなとこ？」
侑「微妙な返事やな。気になるわ〜」
治「笹原、はよ来て。」
もう仕方ないかと席に行った。
すると、治くんは私を膝の上に乗せて後ろからお腹に腕を回した。
貴「(うぇぇぇ！？この人何してんの！？めっちゃ見られてるから！ファンに殺されちゃうから！！てか恥ずかしいから！！)」
侑「何その座らせ方！ますます気になる、教えてくれてもええやんか！」
治「ツムはなんの用やねん」
侑「せやった！さっきサムに渡せいうラブレター預かってん！！」
治「いらん。」
侑「そー言わんともらってやり〜。お前がそんなんやから俺が代理で渡さなあかんのやぞ？」
治「...。」
侑「好きな奴とか彼女や〜いう奴がおるならわかるけどな」
治「あ、せや、こいつ彼女やねん。」
貴侑「.....は！？」
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作者名：七城 | 作成日時：2020年3月6日 15時
