ホンマに ページ24
貴方side
お弁当を開けて、何事も無かったかのようにいただきまーすなんて食べ始めるから、さっきの噂はなんだったのって感じ。
貴「治くんさ」
治「ん?あ、この唐揚げ前と味ちゃうわ」
貴「ああそれ、麹にしてみたの」
治「これもうまい」
貴「なら良かった。…それでさ、」
治「ん?」
貴「私と別れたって誰かに言った?」
治「…」
そう言うと治くんは黙ってしまった。
治「お前に、言いたいことがあんねんけど」
貴「ん?」
急に口を開くから何かと思えば、質問に答える訳ではなく何か言いたいことがあるらしい。
治「ラブレターが〜とか、そーゆうん無しに」
貴「?」
治「俺と、ほんまに付き合わん?」
貴「……」
オレト、ホンマニツキアワン?
貴「…え!?」
治「な、ええやろ」
貴「え、な、なんで急に!?今までみたいにフリしとけば…」
治「せやから、ラブレター対策やないっつの!俺がお前を好きやから、付き合わん?って聞いたんや」
急すぎて頭が着いていかない。
治くんが私を!?いつから!?
治「好きな奴がおる以外の理由でフラれんのは納得せんからな」
貴「…好きな人」
治「お前が俺のこと好きなら俺と付き合うたらええし、そうやないなら好きな奴に告れ」
貴「え!?私が告るの!?」
治「俺をフんならお前は好きな奴とくっつけ」
好きな人って言ったって、恋愛感情の好きがよく分からない。
だって、かっこいい人とか、優しい人はみんな好きだけど、その好きを何がなんでも恋愛に結びつけるわけじゃない。
貴「…そ、その…」
治「なに」
貴「好きな人って言うか、恋愛感情の好きがよく分からなくて…」
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作者名:七城 | 作成日時:2020年3月6日 15時