『さーん』 ページ4
『ふー…』
よし、脱出成功だ…!
僕は息を整え噴水に腰かける
途中でなんか怒鳴り声聞こえたけど…まぁいいや
『やばい…衣更君…怒られる…』
「どうしたんですかぁ?」
『僕…授業…抜け出しt…?!』
後ろを振り向くと何故か噴水に浸かっている人が居た
え、何この学院後ろから出てくるの流行ってるの?(そこじゃない)
「どうしたのですか?」
『いえ…なんでも…』
…ここは突っ込んじゃダメだ、突っ込んじゃダメなんだ
僕は真顔で噴水を眺めているとハッとした顔で肩を掴む水浸しの人
「もしかして、あなたも『ぷかぷか』したいんですか?」
『ぷ、ぷかぷか…』
「ふふ、いいですよ。ぼくといっしょに『ぷかぷか』しましょう♪」
……嫌な予感がする
すると突然身体が後ろに引っ張られた
あっ…『ぷかぷか』ってそういう事か…(察し)
僕と水浸しの人は一気に噴水へと倒れ込む
「どうですか?『ぷかぷか』するのは『たのしい』でしょう?」
『はは…ぷかぷか…楽しいね…』
あーよかった鞄の中にスマホ入れておいて
危うく沈没してるところだった…
「ところであなた、みたことない『かお』ですね」
『2年、転校生…小鳥遊A…よろしく』
奏汰「ぼくは『さんねんせい』の『深海奏汰』です
よろしくおねがいしますね♪」
笑顔でそう言う深海先輩
ていうかこの人3年生だった事に驚き…
……これからここに来る時はタオル持って来るようにしとこう
_
__
___
多少水浸しになったものの無事(?)に深海先輩と別れ
僕はゆっくりと廊下を歩く
なんか視線がすっごい集まってくるけど無視無視
『う"…』
やばい僕身体壊しやすいんだったくしゃみがやばい(やばい)
ズボンに入れてたハンカチはびしょびしょだし
寒いし…ああもう最悪何で噴水行ったんだろう
『今日はろくな事ないな…』
「ねぇ」
本当なんなんだあの先輩…
はぁ〜…と深いため息をつく
「ちょっとぉ」
あ〜むしゃくしゃするなぁ…
首を軽く掻く
…あ、やばいまた首掻いてた…
「後輩の癖に無視するとかちょ〜うざぁ〜い!」
『何!!ですか?!』
横から僕の顔を覗きこむな!!
そういう意味を込めて肩を軽く叩く
…まってこの人初対面だった
「あんたこんな所で何してんのぉ?」
『えと…保健室…行く…』
「保健室ぅ?この階じゃないんだけど?」
『…へ?』
…まじか(遠い目)
ーーー
あの!ひとついいですか!
話を!どう進めよう!(見切り発車)
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作者名:荒ぶるわかめ | 作成日時:2020年10月4日 16時