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お仕置6回目 ページ7

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あれから何の問題もなく練習が終わり
次のプロデュース日を決めてレッスン室を閉めた




もう辺りは暗くなり始めている

なずなと2人で1年生を送って行くことになり
今は昇降口で鍵を返しに行ったRa*bitsのメンバーを
待っている






今日は比較的平和だった


ふと今日を振り返り
めんどうな人に会わなかったことに気付く



でも油断してはいけない
今はあのセクハラ吸血鬼が起きてくる時間帯だ









『はぁ……』




零「溜息なんぞ吐いてどうしたんじゃ?我輩の雫よ」




『君の所為なんだけど』




零「ほう?白無垢かウエディングドレスかで
迷っていたのかえ?どっちもしようぞ」



『馬鹿なの?あと抱きつかないで』








後ろから抱きしめて訳の分からないことを言う
この朔間零という男は一体僕をどうしたいのか









『もう帰るから離れて』




零「結婚してくれるのなら離れるぞい」




『そんなに僕の平手打ちが欲しいの?』









お望みどおりその綺麗な顔に紅葉を咲かせてあげようか




そう思い手を振り上げると
腕を掴まれ壁に押さえつけられた


赤い瞳が僕を射抜く








『ちょっと…何するの』




零「いいな、その顔…。そそられる……」




『…っ変態』









唇まであと2cm


してやられるのは嫌いだ
ファーストキスなんてものはもうとっくに
この目の前にいる奴に奪われた
今更気にすることでもない


早く帰りたいしRa*bitsの面々に見られるのは嫌だ








『……ん』




零「っん……」







一瞬だけ


触れ合ったそれはほんのりと熱を帯びる









零「お前っ……」




『何?こうしたかったんじゃないの?』








僕からキスした途端に離れ、顔を隠す零
ひとまず離れることには成功した








『僕はもう帰るから。じゃあね』







なずなが気を使ってくれたのか
Ra*bitsは門のところで待っていた




逆に待たせてしまった
早く行かないと



__その前に


零に背を向けて歩きだそうとした足を止め
振り返る









『ご褒美…あげたんだからちゃんと授業も受けること。
いいね?』









返事を待たずに可愛いうさぎ達の元へ向かった

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黒百合紫那(プロフ) - 全然オーケーですわ (2021年11月29日 0時) (レス) @page18 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)
杜樹(プロフ) - 彩葉さん» こちらこそ閲覧、ご意見ありがとうございます(*^^*) (2021年3月12日 15時) (レス) id: a25f5432e5 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉(プロフ) - 説明ありがとうございます!私は全然大丈夫です! (2021年3月11日 21時) (レス) id: 729fa1c221 (このIDを非表示/違反報告)
暇だと思ってるマン(プロフ) - 杜樹さん» なるほど!説明ありがとうございます! (2021年3月11日 18時) (レス) id: 31b607a5e1 (このIDを非表示/違反報告)
杜樹(プロフ) - 暇だと思ってるマンさん» 早速のコメントありがとうございます!推しが下は地雷、という方もいらっしゃると思うので過度な表現の場合はリクエスト制にしようと思っています。 (2021年3月11日 18時) (レス) id: a25f5432e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杜樹 | 作成日時:2020年4月15日 8時

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