21話 ページ29
「帳が、降りてる…?!」
いち早く気付いたAは廊下を駆け、3年の教室へ行った。
「___
「あぁ……分かってるよ。」
片目に空色の瞳を持つ少年…五条琥珀はアイツか。と外の帳を睨みこちらを振り返った。
「行くぞ。A」
「うん。」
窓を開け、2人は飛び降りた。飛び降りた先には沢山の呪霊が溢れかえっていた。
2人は呪霊を倒していき、やがて別行動を取るようになった。
それから数分後、Aの目の前に信じられない光景が広がった。
「ま、きちゃん……?棘くん…パンダくん…?」
廊下で3人がボロボロの姿で倒れていた。
「憂太…くん、と、夏油…?!」
「A……」
「!!真……」
「逃、げろ……早く……」
真希はAに逃げろと言った。そして何故と聞こうとした時、その言葉はある女によって阻止された。
「あらぁ〜!Aちゃん、お姉さんと遊びましょ?♡」
_______特級呪詛師
哥川家の唯一の呪詛師だった。
「鞠絵……様!?」
「やだんっ!覚えててくれたのね?」
彼女がそう言うと急に場所が変わった。どうやら五条と同じように瞬間移動したようだ。
「さぁ……哥川家で何方が強いか、ココで決着付けようじゃない!!」
いきなりコチラに彼女は殴りかかってきたが、Aは躱して戦闘姿勢を取ると呪具を取り出した。刀の呪具だ。
そうして、彼女達の哥川家の呪術対決が始まった。
Aはもう一度彼女の攻撃を躱した…と思ったがそれはフェイク、後ろに素早く回った彼女の霰がAを吹き飛ばす。
ドゴンッ!!!
「……ガッ、!」
Aの横腹からは痛々しい程の血が垂れ、動けないように見える。
そんな彼女に鞠絵は笑って私の勝ちだと誇った。
だが、彼女は___Aは少し笑った。
そんな彼女を鞠絵は鋭い目で見た。
「“鬼は 笑い そして 火を噴く 共鳴りは 止まんこと 。”」
ドゴン!!ザシュッ!!
痛々しい音が鳴り響く。
「……っあ"!!…クッソ、アンタ豪火百陣鬼まで覚えてるとはねっ……!」
鞠絵が叫んだ。……が、すぐにまた自身の霰をAに痛めつける。
だが、Aはフラフラとしたまま何故か立っていた。
明らかに鞠絵は顔を歪めてAを見つめた。
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? - 乙骨くん落ちがいいです…! (2022年9月11日 11時) (レス) @page40 id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 五条悟オチで希望します。お願いします。 (2022年6月5日 10時) (レス) @page11 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
カルミア(プロフ) - プスメラウィッチさん» 暖かな応援ありがとうございます。五条先生落ちの件ですが、まだ決定的に五条先生落ちにする事が出来ません…投票の形で私は決めたいと思いますのでその際はよろしくお願いします。 (2022年6月5日 0時) (レス) @page21 id: 6012745a6d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - カルミアさん、この小説は初めまして、できれば五条悟オチでお願い出来ますか?更新頑張ってください。応援しています。 (2022年6月4日 17時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
kei 328 - 更新がんばれ!ファイト! (2022年3月21日 21時) (レス) id: 8861eabc9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルミア | 作成日時:2022年2月6日 1時