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「ミカサはエレンの“支援”をしたい気持ちが強すぎる」
「でもエレンは守りたい」
「うん、その気持ちはすごく大切だ。 でもそのせいで自分は愚か、他のことがまるで見えてない」

ミカサは強い。
エレンよりも、アルミンよりも、他の兵士達よりも、はるかに強い。
だが、エレンを守りたいという強い気持ちが自分の実力を殺している。

「ミカサもエレンと同じだ。 エレンが助かれば、自分はどうでもいいと思っている」

ミカサは何も言わない。
それを自覚しているとか、反抗故の無反応というわけではないだろう。
ただ自分ではどうするのが正解か、他の選択肢を持っていないからこそAからの次の言葉を待っているようだ。

「いい意味でも悪い意味でも、エレンしか見えていないから他の戦況を自ら把握しようとする配慮が足りない」
「……どうしたらいいの?」
「ミカサは強い、それは自覚しているね?」

ミカサはAの目をまっすぐに見ることで、それを肯定する。

「エレンを最優先に助けてしまったが故に、他の戦力が疎かになり、後々ミカサだけではなくエレンを苦しめる可能性だって出てくる」

見捨てろ、と言うわけではない。

「エレンだって強い。ミカサには勝てずとも、巨人にならずとも、ね」
「……つまり、目の前の戦いだけではなく、全体の状況に応じれるように、もっと視野を広めろ、ってこと?」
「さすがアルミン、頭の回転が早いね」

そう、目の前のエレンと巨人に意識を奪われて、後方からの奇襲に反応しきれないのだ。

「今までは対処できたかもしれない。 でもそれを驕ってはいけない」
「……ちょっと、難しい……」

ミカサはいまいち理解がしきれないのか、眉間にシワを寄せる。

「これからの訓練で理解していけばいい」

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設定タグ:進撃の巨人 , リヴァイ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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名無し(プロフ) - るあさん» るあ様、何度もコメントありがとうございます。今後の展開も読者の方々に楽しんでいただけるよう、尽力していきますので、ぜひ更新を待っていていただけると幸いです。これからもこれからもよろしくお願いいたします! (2021年2月14日 0時) (レス) id: 474eb6e340 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - チョコレートさん» コメントありがとうございます。今後も不定期の更新になりますが、最後まで楽しんでいただけるよういただけるよう精進して参ります。どうか温かい目で更新をお待ちいただけると幸いです。 (2021年2月14日 0時) (レス) id: 474eb6e340 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - 続編おめでとうございます!リヴァイとのお出掛けも存分に妄想を楽しめました(照れ)これからの展開にワクワクです! (2021年2月11日 19時) (レス) id: 5477b9cc7a (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2021年2月11日 15時) (レス) id: c173f50722 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し | 作成日時:2021年2月10日 19時

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