ここから始まる小さな恋の物語【 稲荷崎メイン】

アルコール【角名倫太郎】【大人パロ】 ページ18

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「ん〜、A〜おかえり〜。」








うちが家に着いた時にそう言ってへらりと表情を崩して抱きつきに来る倫太郎。









「ちょ、酒くさ！」









机の上を見ればカラになった缶ビールやボトルがいくつか転がってる。









「飲みすぎちゃうー？」









お酒に強い倫太郎がこんなになるくらいやから、そうとう飲んどるな。









「まだいける〜、。」









「いや、無理やろ。ほら、しゃんとしい。水持って来たるから離してや〜。」


　







そう言っても離してくれやん。









「、倫太郎？」









もしかして、寝てもた？









そう思ってたら鼻を啜る音が聞こえた。







　

「、倫太郎、泣いてんの？」









泣き上戸やないやんな？









珍しい。







「．．．Aが、。」









「うちがどないしたん？」









「普段から侑と距離近いから、今日ももしかしたら侑と飲んでるんじゃないかと思って．．．。」







　
あぁ、心配かけてもたな。









いつも飄々とした倫太郎にこんなことを思わしてまうなんて、うちはアカンやつやな。









でもさ、気になったねんけど、それって









「倫太郎。もしかして嫉妬、してくれたん？」









そう言ったら少しぶすっとする。









「、だったら悪い．．．？」









かわええな。









　
うちのつぼをピンポイントで押してくる。








「ううん、悪ない。ただ、かわええなって思って。」









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唇に柔らかい感触。









そして、少しのアルコール。









あ、これテキーラ・サンライズや。









「誰が、可愛いって？」









あぁ、喰われる。









身体も心も。









骨の髄まで。









「テキーラ・サンライズの意味くらい、分かってるでしょ、？」









「こんなふうにさせた、Aが悪いから。」








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テキーラ・サンライズ．．．意：熱烈な恋

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