監督生がきてからみんな浮かれてるようなので監督生を潰そうと思います。【ツイステットワンダーランド】【男主】

８、しょんぼりーち ページ9

もう冬。

鳥肌が立ちそうなくらいに寒く、布団から出たくない日々が続く。

「う〜…、さむ…」

「A〜！」

「…フロイド、ジェイド！今日はアズールはどうしたんだ？」

そう聞くと少し気まずい顔を見せた。

「…んん……ん…」

…珍しい。

フロイドがこういう顔をして、少し頭を下げる時は撫でて欲しいと言う合図だ。

「…。詳しくは聞かない。ジェイドも、彼奴と気まずい所があってフロイドについてきたんだろう」

フロイドの柔らかい髪を、手袋を外して優しく撫でる。

「…はい」

…これは、ジェイドも撫でて欲しそうだ。

しょぼんとしてる。

…何故だか分からないがこの双子は僕に甘えたがるな。

ジェイドの髪の毛はフロイドと少し違い、一本一本が…なんというか、ピンとしていてすごく綺麗だ。

多分、ちゃんとドライヤーで乾かしているのだと思う。

「…シフト、代わるか」

「…」

フロイドが静かに頷いた。

「ジェイドも、僕からアズールに言っておく。あ、僕の寮室に来るか？」

「…そこまでしてもらうのは、」

「いいんだ。…友達だからな！」

「…、…それでは…お言葉に甘えて」

今日、クロエは他の寮生の部屋に泊まるらしいし。

「…よし！そうと決まれば、あとは授業出るだけだな。頑張れ」

「…はい」

「…A〜…、…ギュってしていぃ…？」


「…ははっ、甘えん坊だな。


…おいで」

その後、そう言われてテンションが上がったフロイドに思いっきり抱きしめられて二人でずっこけた。

そしてそれを見て大爆笑するジェイドが見られたとか…。

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