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空飛ぶ船と続くハロウィン ページ12

「うらたんの指示通り、あの二人にこれからのこと伝えてきますわ〜」

と言って展望室から出ていったセンラさんを見送ってうらたさんの方を向いた、するとうらたさんもこちらを見ていたらしく「いい船だろ?」と声をかけてくる


『とってもいい船ね!私、船の中に入ったの初めて…凄いなぁ、これで色んな所に行くのかぁ!』

遠くに浮かぶやつは見たことあったんだけどね!というと


「この船が気に入ったなら一緒に航海してみないか?」

アイツらも喜ぶだろうしーーと続けるうらたさんの言葉をすぐに飲み込むことが出来なかった

《一緒に…?この船で色んな所に行けるなんて面白そう!…そう言えばここに船がある理由聞こうと思ってたんだった、それに全員種族が違うのに一緒にいる理由とかあるのかなぁ…》

そんなことを考えていると

「色々考えてるとこ悪いけど、そろそろアイツらのとこに行くぞー」
「復活祭が終わる前に人間界に行ってやらなきゃならないことがあるからな」

そう声をかけられたことで思考を中断し

『ねぇねぇ!私、皆と航海してみたい!』

そう言うと

「もちろん、ようこそ浦島坂田船へ」

と言いながら私の手を取り、手の甲に口付けを落とす彼は何処かで見た物語の王子様のようだった

「歓迎しよう、新しい仲間(crew)」

『ふふっ、なんだか王子様?みたい!』

笑いながらそう返すと

「残念ながら王子様じゃない…」

「俺達はGhost(化け物)だ」

笑いながら言葉を返す姿はGhost(化け物)とは思えない程、綺麗に見えた…



続くハロウィンと新しい航路図ーー

出航!→←黄玉の違和感



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作者名:空木 | 作成日時:2019年3月1日 3時

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