5話 居酒屋の出会い ページ5
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出張先からの帰宅は明日の昼の予定だったが、少し早く帰れたため夜中の24時頃に屯所に着いた。
さすがに夜も遅いし帰宅予定は明日だったので誰も起きてはいない。
だけど、帰りの飛行機でたっぷり寝たので全く眠くない。すごく暇。そうだ、飲みに行こう。
思い立ったが吉日なら、その日以降はすべて凶日とどっかの美食屋が言っていたのを思い出して、お気に入りの居酒屋へと足を運んだ。
「っしゃーせー、おっ!Aちゃん久しぶりじゃねーか」
『おやじさん、久しぶり!』
喋れることや女だと言うことは真選組以外にも隠していたのだけど、ここの居酒屋にはお気に入りのつまみがあり、通いつめていたら酒の勢いで色々喋ってしまって全部バレた。
それがきっかけで店主とは仲良くなれたので、更にここがお気に入りの場所となった。
『とりあえず生で。』
「あいよ!」
半年ぶりに江戸に帰ってきて最初にやることがジョッキを傾けることになるとは。そーくんにも会えないし。
『はぁ、、』
なんだか悲しくなって思わずため息をついた。
「ため息なんかついてっと幸せが逃げるぜ。お嬢さん」
『お嬢さんじゃないよ。20超えてますー』
突然隣に座った銀髪の男の人が話しかけてきた。その男の人は既に出来上がってるようで頬がほんのり赤い。
「お嬢さん名前は?」
『Aです。そちらは?』
「俺は坂田銀時。Aちゃんここよく来んの?初めて見る顔だなァ」
『仕事でしばらく遠くにいたので〜』
坂田さんとお話しながらビールや焼酎をハイペースでグイグイいく。坂田さんは万事屋として働いてるらしい。
数十分で話し上手な坂田さんのおかげで初対面でも気軽に話せて少ししか一緒にいないのにとっても打ち解けることが出来た……
『それでぇ〜!やってらんないわ〜!!もう隠し通すの面倒くさァい!!!』
「んだよ、その男装って趣味じゃねーのォ?」
『違うよ〜!かくかくしかじかで男だって思われてて今さら女だって言えないんだよ〜!!喋れない設定今更何も言えないの〜〜〜!』
打ち解けすぎてしまった……
「まァなんかあったら万事屋に来てくれや。銀さんが全部まるっと解決だ!ってか?」
『「ぎゃはははははは!!」』
「今日は飲み明かすぞォォオオ!!」
『うぉおおおおお!!!』
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まち(プロフ) - 笛さん» ありがとうございます〜!頑張って更新します! (2021年1月23日 13時) (レス) id: 6817f9a790 (このIDを非表示/違反報告)
まち(プロフ) - いとさん» ありがとうございます!頑張りましょう〜!! (2021年1月23日 13時) (レス) id: 6817f9a790 (このIDを非表示/違反報告)
笛 - めっちゃ面白いです続きが気になります!! (2021年1月20日 15時) (レス) id: bff55455ee (このIDを非表示/違反報告)
笛 - 早く更新してーーーーーーー (2021年1月20日 1時) (レス) id: bff55455ee (このIDを非表示/違反報告)
いと - めっちゃ面白いです!私も小説書いてるので、お互い頑張りましょう!! (2021年1月10日 14時) (レス) id: 204f45673b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まち | 作成日時:2019年12月10日 3時