９７歩 ページ20
＿＿＿
それから数日、文化祭の準備が本格的に始まった。
『・・・何で僕が女装？？？』
「あはは☆ Aなら絶対に合うよ！」
『いやぁ、しかも巫女さんの衣装って・・・誰の趣味？』
「Aくんの巫女さんかあ・・・私衣装づくり頑張るね！」
『あ、あんずちゃんはやる気があっていいね〜』
クラスでの話し合いの結果、僕と北斗くんは演劇部での出演があるからということで、客寄せを任された。
・・・コスプレで。
『見事なフラグ回収だよコレ』
「大神と羽風先輩は喜ぶと思うぞ」
『先輩はなんとなく分かるけど・・・晃牙くんが？』
そんなこんなで内容は決まり、後はメニューやら内装やらを自分たちで作っていく工程に移る。
ここはさすが、北斗くんの手腕によりパパッと決定したのだった。
＿＿放課後。
事情聴取に出掛けようとメモを用意していると、なんだかぞろぞろと生徒たちが教室の前に集まっていた。
『？』
ほとんどは見知った人物だ。
『？？』
「とりあえず、授業お疲れ」
手をヒラヒラと振って教室に入ってきたのはテオ。
それに続いて英智くんが前に出た。
『ええと、どうしたのこれ？ 異様な光景なんだけど』
「みんなAくんに用があるみたいだよ？ さすが、人気者は違うねえ」
『茶化さないでよ。そういう話だったら僕は遠慮したいのだけど？』
「まあ、そう言わないで」
懐から髪を取り出すと、丁寧に僕の机に置いた。
なになに？ ユニット作成要項？
『ユニットを組めということ？』
「俺とな」
「実は文化祭の演目の１つにユニットが代わる代わるライブを行うって言うものがあって、Aちゃんとテオくんに参加してもらいたいんだ」
これはまた突飛な話だなあ。
出演ユニットが足りなくて、生徒会を含めてあんずちゃんも困っているらしい。
『・・・わかったよ』
「俺はAと一緒なら何でもいいんだ。名前はどうする？」
ユニットの名前かー。
僕センスないんだよね。
『英智くんパス』
「無難にモンスターとか、どう？」
『安直だけど、言い得て妙だね。ちょっと嫌味っぽいのが気になるところだけど』
こうして、突然ながらテオとユニットを組むことになりました。
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ノア(プロフ) - 雪兎さん» はじめまして、ありがとうございます！晃牙くん推しなので、あの可愛さが伝わったら嬉しいです！更新頑張っていきますー！ (2016年8月3日 10時) (
レス) id: f8f287b969 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎 - はじめまして！毎回楽しく読ませてもらってます！106話の晃牙君がとても可愛かったです！これからの、文化祭編もとても楽しみです！これからも、更新頑張ってください！ (2016年8月3日 9時) (レス) id: 83fd0e6026 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 抹茶善哉さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！もっともっと楽しんでいただけるように更新頑張ります！！ (2016年7月27日 22時) (レス) id: f8f287b969 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶善哉(プロフ) - はじめまして！楽しく？読ませてもらってます！(上から目線ゴメンナサイ)話の続きが気になるので更新頑張ってください！(上から目線ゴメンナサイ(二回目)) (2016年7月27日 21時) (レス) id: 8794c6d668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2016年7月3日 14時
