11.怖いもの ページ12
＜ヒーロー事務所＞
カタン
相「…あﾞー」
「終わりました？」
相「ようやく。今日そろそろ帰りますね」
「お疲れ様です！」
「陽ちゃん、イレイザーが”帰るよー”って。…ありゃ、おねむかい？」
ふ、と向けた目線を向けると陽の頭がゆらゆら揺れているのがわかった
声に反応して陽はふにゃふにゃとしながら口を開いた
『…ん、ねむく、にゃいの…』
相「ふはっ、そうか。おいで陽ちゃん、帰ろうか」
『ん…かえ、る』
＜相澤宅＞
あの後陽は相澤に抱きかかえられてそのまま眠りにおちた
陽をソファで寝かせている間に相澤は夕飯を作っていた
−陽side−
『…んん』
カチャカチャと音がした方を見たら消太お兄ちゃんがいた
おはようを言いに行こうと思う
相「お。おはよ、陽ちゃん」
『消太お兄ちゃん。おは、よ、う…』
振り向いたお兄ちゃんの手には包丁が握られていた
まな板にはトマト
ただご飯を作ってくれていただけ
そうだけど
怖い
相「…ん、どうした？大丈夫か陽ちゃん。嫌な夢でも見た？」
『えっと…』
どうしよう
また困らせてる
何もないのに左手、痛い気がする
がまん、しないと…
ジクジクと痛む左手を右手で抑え込むように握った
−相澤side−
完全に俺を見た後、怯えて固まった
その前は普通だったはずだ
フラッシュバックか？
何がそうさせた
ただ料理してるだけ
……あ、コレか？
相「…包丁、が怖い？」
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文旦(プロフ) - お騒がせしております。文旦です。もうほんとに大変申し訳ない。何してんだと思いました。すいません。応援してくださっている皆さんありがとうございます。これからもどうかこんな作者を応援よろしくお願いします。 (2022年8月16日 4時) (
レス) id: bf8e4c0879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文旦 | 作成日時：2022年8月16日 3時
