第五話 ページ6
ナルト「(ドキッ…)」
ナルト(え……?めちゃくちゃ可愛い……ってばよ……)
ナルト「あっ、ごめん。急に声掛けて、オレみてーな奴に声かけられても嬉しくねーよな……」
Aに声を掛けて来たのは木ノ葉隠れの下忍・うずまきナルトさんだった。
(タダラ様……)
?〈ナルトの奴はな、四代目火影の息子で生まれたばかりの頃、四代目火影の手によって当時里を壊滅状態に陥れていた九尾を体内に封印されたのだ。しかし、九尾の被害を受けた世代の人々に迫害されることは避けられず、真実を知らない子供たちもナルトを敵視する大人たちの態度に無意識の内に影響されていたこともあり、誕生から十数年に渡って里のほとんどの人々から嫌われ続けることになった……〉
(許せません。……何故……っ、ナルトさんが傷つかなければ……ならないのでしょうか……)
『いえ、その様なことございません。気が張っておりましたので、貴方が声を掛けてくださって光栄に存じます(微笑み)』
ナルト「(ドキッ…/////)」
ナルト(……この子、他の奴等がオレの事を化け物の眼で見るっていうのに優しくて暖かい……)
ナルト「そ……////そう……?」
『ええ、私は氷の国・雪隠れの里の下忍、白雪Aと申し上げます』
ナルト「オレは木ノ葉隠れの里の下忍・うずまきナルトだってばよ!って、まだ幼いのに下忍!?」
『ええ』
ナルト「あのさあのさ!Aは何歳ぐらい?」
『七歳です』
ナルト「ええっ!?七歳で下忍になれるのか!?オレでも最近下忍になったばっかりだってばよ!Aも最近なったのか?」
『いえ、五歳の際に下忍に至りましたよ』
ナルト「五歳で!?凄いってばよ!!あっ、もう時期先生が来るからまた後で話そうぜ!」
『ええ』
カンクロウ「我愛羅、教卓の前で固まってんじゃん」
我愛羅「……」
我愛羅(手ぶらで来た為、筆記用具も何も持って来てないぞ……)
教室には、火の国・木ノ葉隠れの里、風の国・砂隠れの里、田の国・音隠れの里、水の国・霧隠れの里の下忍や極一部の中忍が集められており、教卓の前では、砂隠れの里の下忍・我愛羅さんが固まっており、その横ではカンクロウさんが心配している。
(タダラ様、瓢箪と何かを包んだ包帯を背負っているお二人様、何か困惑していらっしゃるのようですね)
?〈A……赤い髪の奴には気を付けろ〉
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作者名:蔡 | 作成日時:2021年10月13日 22時