２４話〜あの人だけは背徳的〜 ページ25
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「え〜…何で謝らないといけないの？」
「な、何でっ！？このshirtsを見てAさんは何も感じないというのですか！」
「ぜーんぜん、むしろ綺麗だと思うよ？ほら、『偶然の芸術』とかってよく言うし？」
「いいえ、少なくともこの場合では使いません！……つべこべ言わずに早く詫びて下さいっ」
永遠に続きそうな感じがしてならない。詫びろとか、尊敬している先輩に言う言葉じゃないよね絶対。あぁうっざ、誰でもいいから来てくれないかなぁ。って、屋上なんかに誰も来るわけないか。
「オスーくん、だっけ？」
「朱桜です」
「ふぅん、まぁいいけど。スオー君は先輩への対応を悔い改めなよ？誰かがそのうち背後からさっくり殺しちゃうかも、なんて。じゃあね」
「は？ まさか。ここから飛び降りるつもりではないでしょうね、貴女は____」
いやいや、こっちが「は？」なんだけど。別に、そうであっても死なないんだけど。この私が、飛び降りたくらいで死なないよ。 否。そんなことでは、死ねない。君の中で『伊織咲 A』って人間は随分と鬱状態なんだね。
真上を見ると、朱桜君がすごい顔でこっちを見ていることが分かる。いやぁ大丈夫、死にはしないからさ。ちょうど良い高さの桜の木が横にあったので、枝を掴んだ。森のターザンみたいにどんどん、次の桜の木を伝って中庭へと進んでく。
「ふぅ……っと。やった、着地〜♪」
華麗に傍にあったベンチにジャンプして、両手を広げて見せた。他の生徒に見られてないだろうな、下手したら新体操部にスカウトされるんだけど〜。
「うっ。く、苦しい……？」
急に頭がぐらっとした。そんなはずはない、いつも夕方まで大丈夫だったのに。
「あぁ。今日は、色々とはしゃぎ過ぎたんだね？」
エレベーターに乗った時みたいに、体全体がぐえってなる感じ。うわぁ〜気持ち悪くなってきた。……そんな時、突然アナウンスが鳴った。
「２年Ｂ組 伊織咲 Aさん。至急、進路相談室まで来て下さい。担任の椚先生がお呼びです、繰り返します___」
「進路相談って…。あぁ〜、思い出した♪」
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日向サク(プロフ) - ももいちご。さん» はい、ご感想ありがとうございます！このコメントを機に、もっといい作品を作れるように頑張ります！本当に、ありがとうございました！ (2017年9月18日 10時) (
レス) id: 7c85688fc0 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - 遅くなり申し訳ありません、イベント参加ありがとうございます！ 人物たちの心情が分かりやすく、独特の雰囲気を持った素敵な作品だなぁ、と言うのが率直な感想です。更新頑張ってください！ (2017年9月18日 7時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
S･T(プロフ) - 日向サクさん» えっとですね…『迷っています…(汗)』(かっこは気にしないで下さいf(^^;))のｱﾝｹｰﾄを取ってるんですが…良ければご協力願えますか…?私が出しているｱﾝｹｰﾄですけどf(^^; (2017年5月7日 16時) (レス) id: fd942f87f3 (このIDを非表示/違反報告)
日向サク(プロフ) - はい！どうしました？ (2017年5月7日 16時) (レス) id: 7c85688fc0 (このIDを非表示/違反報告)
S･T(プロフ) - 日向サクさん» すみません…相談があるんですが…宜しいでしょうか…? (2017年5月7日 16時) (レス) id: fd942f87f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日向サク | 作成日時：2017年1月15日 23時
