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45話 同胞(はらから)の片割れ ページ46






「アイドルのくせに自己管理もできないの? 特に俺たちは、気をつけないといけない種族なの。 周りに言ってないだけで、身体も弱い。」




「テニスなんて地獄な運動部、Aには向いてなかったのに……」と、そう呟いた。 それには私も黙っていられない。 私が選んだ道を、よりにもよってあんたが咎めるの? 私はこれしかないと思ったから。 私には、明確な理由だってあるのに。




「ふはは、いったい何様かなぁ? わたしが決めたことに文句を言うなよ〜、ーーーおまえごときが。 わたしに必要な、大切な話ならいくらでも聞くけど。」



「兄者と一緒。 約束をへーきで破る半端もんが、 真っ当に生きてるわたしを評するなよ。」




私の精一杯の叫びを、糾弾を、冷静にジッと見つめていた。 これは、考えている顔だ。冷静に私の考えを咀嚼(そしゃく)・反芻(はんすう)し、次の一手をうち備えている。




考えを読んでくれることで、私の意思は伝わるのだけど、それを逆手にとって云々(うんぬん)−−−というのでは困る。 反芻なんかされて打開策でも編み出されたら、一巻の終わりだ。





そのまま反芻することなく、消化しきってほしい。胃もたれして、吐き出そうとしても不可能となるから。つまり、他人に吐露(とろ)できないということ。ーーーそんなこと、しないと思うけど。




(なんか、説を跳ね返すみたいなことになっちゃったかなぁ……? 話は聞くよ。今のわたしに不足しているところを先人ぶって、わざわざ指摘してくれているんだから。)



(……ただ、論点がずれた。 って、それだけのこと。)




「ふふふふ……♪」



「えぇい…… 言いたいことがあるなら言いなよ。 ほら言え。 何がおかしい?」



「ふふ、俺の言葉ごときで『まじ』になっちゃって。やっと俺のかわいい妹にも反抗期が来たな〜って。 反抗期は良いこと。 特にこの家では、上のクソがベタベタに甘やかしてくれるからねぇ……♪」



「オアシスと言っても過言ではない……♪」と細長い指を自身の顎に添えて、「くくくっ」と笑った。 何気に真似ているのか。 私も無意識のうちにそれをやっているのか……。 ともあれ、慣れって怖い。



「たま〜に『お兄ちゃん♪』って言われるだけでゲロ甘になるよ……うっふふふ♪」

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黒羽 - はい!!応援しています!でも無理しないでくださいね!!(*´ω`*) (2017年4月26日 22時) (レス) id: c7e72736b7 (このIDを非表示/違反報告)
日向サク(プロフ) - 黒羽さん» おはよう!コメントありがとう、嬉しいです!なかなか夢主の印象を聞く機会が無いので凄く助かるよ!これからもよろしくね!頑張っていくよ〜>* ))))>< (2017年4月26日 6時) (レス) id: 7c85688fc0 (このIDを非表示/違反報告)
黒羽 - 夢主ちゃんが超かわいいです!これからも楽しみにしてます! (2017年4月26日 6時) (レス) id: c7e72736b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:日向サク x他1人 | 作成日時:2016年12月27日 21時

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