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【1年後】 終 ページ20

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すごい戸惑った顔に
不安を滲ませる和也

まぁ
そーだよなぁ

去年
すぐに
和也の家に住もうって
言われたけど

それは
俺がどうしても
嫌だった

一緒に住むのが嫌とかじゃなく
これかも
一緒にいるために
自分のことを

ここ
日本でしっかりとしてから
和也と一緒に
住みたいと思っていた


柔らかな黒髪を梳いて


「この鍵はこれから俺たちが一緒に住む家だよ?
和也も有名人なのにさ?こんなセキュリティもなんもない危ないところに一緒に住めないし、もともとここは仮住まい的に借りてたところだからさ?」


ほとんど
モノのない部屋

仕事を起動にのらせるのと
和也と一緒に住むところを
同時進行に勧めていた


「大丈夫だよ?和也のマネージャーに許可とって、事務所も大丈夫だって言ってくれてる安心安全なマンションだから…まぁ間取りとかお前にきいてないのは悪かったけど、でも探り入れてもらってたしな?」

「あっ…」

「気づいた?」

「なんだか急にいるものいらないものをしつこく聞いてくるな?って思ってた…」

「ふふっ…うん。それな、あとは和也の家の物を運べば住めるよ?もともと俺の住んでるここは備え付けだし、物は大したことないからな」


普段から
水分多めの瞳が
さらに潤み


「智ぃ〜〜〜」


飛び込むように
俺に抱きついてきた


「なんだよ〜〜うぅ…智の誕生日なのに、俺がプレゼントもらってるみたいじゃないか!」


柔らかな背中を
ギュッと抱きしめて


「あははっ!そんなことないよ…俺が1番ほしいモノをくれるんだろ?……一緒に住むよな?」


俺の肩に
顔を埋めて
鼻をすすりながら
何度も
頭を上下する

そんな和也が可愛くて
頭をずっと撫でていた


「ずっとずっと欲しかったモノだ…もっと大切にするから…和也、これからも俺たち二人の家で、愛を語ろな?」


埋めてた顔をあげ
蛍光灯の光だけど
和也の瞳は
キラキラと反射して
とてもキレイだ


親指で
涙を拭い

お互いに
何も言わず
顔を近づけて
深いキスをした



.



「智…お誕生日おめでとう。これからもどうぞよろしくね」









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REN(プロフ) - 綺佳さん» 甘い大宮さんはたまらんです!あたしのほうがいつも綺佳さんからたらふく頂いてますよ!ごちそうさまです(*´▽`*) (2021年7月7日 11時) (レス) id: 7382997a0d (このIDを非表示/違反報告)
綺佳(プロフ) - まとめて読ませていただきました♪アメブロさんもまた順にたどらせていただきまーす!あまーい大宮さんはやっぱりたまらんですね。ごちそうさまでした。 (2021年7月7日 0時) (レス) id: 497d776a16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:REN | 作成日時:2021年1月18日 15時

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