◆ひまわり【3本】��J×A ページ16
俺
松本潤です。
今現在、胸に手を当てると
ドキドキしていた。
なんでって？
人生初めて男に告白をしようとしている。
こう見えて女に苦労したことない！
むしろホイホイ寄ってくるくらいだ！
しかも告白なんてものもしたことない！
なのに…
つい口から言ってしまったひとことでこんなことになってしまった。
数時間前━━
俺のツレ二宮和也が
「潤くん雅紀のこと好きだよね？」
「はぁ？何言ってんの？」
「へ〜しらばっくれんだ？じゃあ俺がもらってもいい？」
「なんでそーなんの？」
「えっ？俺雅紀が、好きだから。そろそろ見てるだけってのに飽きてきたんです。」
飽きてきた？
はぁっ？
ありえない！
俺はいつまでだって見てられる！
あの向日葵のような笑顔に突拍子もないこという天然ぶり！
太陽に透けるすこし茶色い髪とかずっと見てられる！
俺の方が雅紀のことに関しては好きが募ってんだよ！
それをバレないようにやってきたのに！
ここにきて全く、無関心だった和也がなんでもらっていいとかなんの？
ホント意味わかんないから！
って頭きて…
「いやいや、ちょっとまて！そんな素振り全然なかったよね？むしろ俺の方が雅紀のことわかってて好きだからな？」
「うん。知ってる。だから告白したら？」
「…………？はぁ？」
「うん。だから告白したら？雅紀だって絶対潤くんのこと好きだと思うよ？」
「いや…うん？なんでそーなる？」
「もーさぁ〜？見てるこっちがイライラ？してきちゃうんだよ〜早くくっつけって！
うだうだやってないで男らしく告白しなって言ってんの！そんなイケメンな顔しといて、今までしたことないとか言ってさ？雅紀のことどんな顔して見てるか鏡みたことある？だから俺が背中押してやるから決めてきなって！」
かぁぁぁっと顔が熱くなるのを感じた。
はぁ？雅紀見てるときの顔？そんなのバレないように引き締めて…
引き締められてない？
いや…
和也が敏感すぎるだけだよな？
「あ！ちなみに大野さんも翔ちゃんも気づいてるからね？」
アイドルバリのウインクをしてきてますます俺は顔が赤くなってしまった。
.
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作者名：REN | 作成日時：2020年4月17日 11時
