sweet home.3 ページ9
蒙驁 「フォッフォッフォッ。…二人ともそのくらいにせい。
Aや、蒙恬の様子はどうじゃった?」
すぐに跪き、手をあわせるA。
A「……蒙驁様、この度、
五千人将としてあるまじき行いをしました。どんな処罰も覚悟の上です。
…ただ恬は…、蒙恬様は何も関係ありません。
今ではやっと、立って歩けるらくらいまで回復してきたんです。罰なら、この私に…」
蒙驁 「そういえば…Aも見ないうちに大きく、美しく成長した…。昔のように“おじいちゃん”と、甘えてはくれんのかのォ?」
朱龍 「フッ……蒙驁殿、そしたらじじいだらけになるわ」
蒙驁 「ダハハハッ!…ちがいないわい!」
ぽんぽんっ…とAの肩を優しく撫でる蒙驁。
想像したものと違い、この二人の緩やかな雰囲気にAは眉を寄せた。
桓騎 「ハッ…。こんな茶番、興味ねぇ。
……A、ガキに飽きならいつでも来い。
…可愛がってやる。」
そう言って去っていく桓騎の背後から、蒙恬が姿を現した。お互いに取りすぎる際に、視線がバチバチと火花を上げる。が、桓騎は思いの外あっさりと自軍に帰っていった。
A「……恬ッ!なんでここに」
歩けるとは言っても、まだ馬に乗っていい状態じゃないはず。
蒙恬 「…Aを一人で行かせるわけないだろ」
微笑んでいるが、いつもと違って顔が白い。
やっぱり無理してる…と分かってるからこそ、Aの胸がギュッと締め付けられた。
蒙驁 「A、蒙恬の祖父として瀕死の孫息子の側に駆けつけてくれた事には感謝する。
だが、今回将軍として軍事違反を見逃すことは出来ない。
……五千人将 Aから、隊長の資格を剥奪する!!」
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sora(プロフ) - 蒙恬ルートのことでお尋ねしたく、【蒙恬ルート:嫉妬の在り処】はどちらで読めますでしょうか? (2021年2月21日 6時) (レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 蒙恬が好きで読みました!王騎の娘というところが最高でした!蒙恬の話がもっと読みたいです!楽しみにしてます! (2021年2月16日 2時) (レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - さあやさん» ありがとうございます!さぁやさんの小説も好きで読んでたので嬉しいです!私も更新楽しみにしてます! (2020年8月21日 23時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます! お体に気をつけて、どうか頑張ってください。応援しています! (2020年8月21日 21時) (レス) id: 523a6006f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:09kokoa | 作成日時:2020年8月10日 12時