永遠の愛を誓う ページ50
迷った時や、力が欲しい時…必ずここに来てしまう。Aは父親の墓標の前で、この先の自分の道を決めかねていた。
自分が戦う理由も、戦う道も
愛する人と生きる為に…一度全て捨てた。
最愛の父を失った時に出来た胸の傷に、
着物の上から触れる。
醜く跡が残ってしまったその傷を、
あまり人には見せたくなかったが
綺麗だ…と、大切な者のために戦った証だと…
蒙恬は愛してくれた。
そういえば、蒙恬もお揃いのように汗明から受けた傷があって、「俺が方が痛々しくない？」と無理して笑うから、自分の分も含めていっぱい彼を愛したら、いつもより激しくされたっけ……。
ポッ…と思い出さなくていい事まで思い出して、
顔が羞恥で赤くなる。
でも…
お互いに似た者同士だなと感じる。
私達は、大切な人達を守る為に戦ってきた…
自分と同じような彼を好きになって
本当に良かったと思った。
蒙恬 「A…ここにいた」
振り返ると、春風に着物を揺らしながら
蒙恬が立ってきた。
A「…恬。どうしたの？」
蒙恬 「ちょっとね…。
ここにいるって事は、何か悩みごと？」
相変わらず彼に隠し事はできない。
モヤモヤと悩んでいた核心を突かれ、
打ち明けようとする。
A「じつは…」
蒙恬 「A、待って！
その顔はイヤな予感しかしない…」
深呼吸しないと…と言って
Aの胸に顔を埋める蒙恬。
ついでに、手もモミモミと動く。
突然の行為に、一瞬何が起こったか理解できなかったAだが、揉みしだかれる感覚に思わず身をねじる。
A「もう！///
…すぐえっちなことする！」
蒙恬 「ごめんごめん…。
Aが可愛すぎて、つい
いじめたくなっちゃう。」
悪びれもなくいう蒙恬に、ぷんぷんと怒ったAが身を引き剥がそうと、勢い余ってドンと肩を押すと…
突き飛ばされ衝撃で、
蒙恬が隠していた指輪が
宙に舞ったーーーー
蒙恬 「…おっと！」
キラキラと太陽の光を浴びて、回転していくそれを蒙恬が慌ててキャッチする。
Aも何が起こっているから必死に理解しようとして、口を噤んだ。
ーーーーーーーーーー
お話がいっぱいに埋まってしまったので、
続編に続きます。悲
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/09kokoa9/
エンドストーリーまで中々進まず、
すみません。本編との甘い話も、
続編の方に盛り込んでいきます。
エンドストーリー終わったら、
パパ蒙恬まで行く予定です！
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sora(プロフ) - 蒙恬ルートのことでお尋ねしたく、【蒙恬ルート：嫉妬の在り処】はどちらで読めますでしょうか？ (2021年2月21日 6時) (
レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 蒙恬が好きで読みました！王騎の娘というところが最高でした！蒙恬の話がもっと読みたいです！楽しみにしてます！ (2021年2月16日 2時) (レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - さあやさん» ありがとうございます！さぁやさんの小説も好きで読んでたので嬉しいです！私も更新楽しみにしてます！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！ お体に気をつけて、どうか頑張ってください。応援しています！ (2020年8月21日 21時) (レス) id: 523a6006f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年8月10日 12時
