噂の正体 ページ36
前回に引き続き、三人はいつものお茶屋で休日を楽しんでいた。
だが珍しくAの中で、数日前からずっと頭にモヤついて離れないことがことがった。
〜前回の軍師学校〜
昌平君「あっ、そういえば、お前にひとつ面白い話をしてやろう……」
A「……？」
介億「これはある意味、都市伝説の話だが…。
戦は基本男のもの。…ひとたび戦に出れば数か月、数年と家に帰ることは難しい。
その間、男たちの欲望はどこで発散されていると思う？」
A「っ欲望？！(えっ…下ネタの話？)」蒙毅の耳をふさぐ
蒙毅 「………(また子供扱い)」汗
昌平君「戦では気が高ぶって興奮もする…。
いつ死ぬか分からない戦場で、そういう欲望が高まっても仕方ない。
……特に蒙恬は、格好もそうだが…。
周囲の男たちに気を付けた方がいいな」
A「……恬が何に気を付けるんですか？」
昌平君「男同士の情交だ」
A「じょッ情交ッ！？？！…急になんの話ですか？」蒙毅の目をふさぐ
蒙毅 「………(姉上…。聞こえてます…)」汗
介億「なに…。酒の肴だ。
蒙恬はとくに女っぽい恰好をしているからな…。
仲良くしている男がいたら、せいぜい気をつけろよ…A」
★
ガッハッハ…と笑う介億の声が、Aの頭に鳴り響いて、憎い…。
A「…(恬に限ってそんなことは……)」
じーーーーっと自分の婚約者を見つめる。
どちらかというと、女の子大好きって印象だったけど
よく見るといつも王賁くんと昔から仲がいい…。
王賁くんも恬には、心許してる感じがするし……。
そう思うと、疑惑が確信へと近づいていく……。
蒙恬「(……ねぇ、王賁。
今日、Aからすごい見つめられるんだけど、俺なんかしたかな？)」
王賁「(…俺が知るか)」
Aが何を考えているか知らない二人は、吞気にお茶を飲む。
目の前でイチャイチャ(のように見える)している二人を見て、
ついにその疑惑について口にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sora(プロフ) - 蒙恬ルートのことでお尋ねしたく、【蒙恬ルート：嫉妬の在り処】はどちらで読めますでしょうか？ (2021年2月21日 6時) (
レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 蒙恬が好きで読みました！王騎の娘というところが最高でした！蒙恬の話がもっと読みたいです！楽しみにしてます！ (2021年2月16日 2時) (レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - さあやさん» ありがとうございます！さぁやさんの小説も好きで読んでたので嬉しいです！私も更新楽しみにしてます！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！ お体に気をつけて、どうか頑張ってください。応援しています！ (2020年8月21日 21時) (レス) id: 523a6006f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：09kokoa | 作成日時：2020年8月10日 12時
