jealousy.6 ページ33
そんな周りを様子をみて、ちょこんと真ん中に座っているAが苦笑いしながら話しかけた。
A「項翼さんと、白麗さんは結婚のお祝いで今回秦国に来られたんですか？」
白麗「ええ…。蒙家と言えば、
秦国の名家の中でも随一。
我らも同盟国として、祝いの席にと馳せ参じたのですが…」
項翼「(Aちゃんが俺のこと、項翼さんって…///))
その蒙家のお坊っちゃんのせいで、俺と麗が貧乏くじを引かされたんだよ。
…どうせなら、最後にその王騎将軍の娘ってのがどんなもんか見に来た。
王騎の娘と蒙武の息子とか、
ゴリラとゴリラの結婚かよォッ！」
目の前で机をバシバシ…と叩いて笑っている項翼に、秦国組は背筋から変な汗が流れるのを感じる。
笑い疲れたのか、湯吞を持ってお茶を飲む項翼。
A「あの……、王騎の娘はわたしです…。」
項翼「ブフゥッーーーー！！」
白麗「汚ッ！！…項翼ッ！！」
隣で頭からお茶をかぶった白麗が、ギャーギャー言ってるのも聞こえないくらい項翼は
Aをガン見した。
項翼「…(神様、どうしたらあの父親から、こんな可愛い子が生まれるの？！)」
ココココ…と遠い方から声が聞こえる。
項翼「待てよ……てことは、
Aちゃんがゴリラと結婚……」
蒙恬「俺が蒙武の息子で、Aの旦那さん♡」
ガァー！！と吠える声が聞こえる。
A「…恬っ！///」
そう言ってAちゃんの肩を気安く抱く赤ヒラ。
項翼「Aちゃんに気安く触るんじゃねぇッ！」
蒙恬「今度はそっちの番。
…なんでAのこと知ってるの？」
白麗「それは俺から説明しよう。
…秦国と楚国の同盟の祝いにAさんが宴で舞姫として踊ったんだ。
そこから翼は、すっかりこの調子でAさんに夢中になった訳だ」
項翼「Aちゃんはなァ、
俺たち戦う男のアイドルなんだよォッ！！
それを、赤ヒラお前ェェェッ！
絶対に許さねーーッ！！！」
A「…(知らなかった)」汗
おいおいと今度は泣き始める項翼を尻目に、Aは比較的に冷静な白麗を見つめて、
「なんとかして…」という助けを求めた視線を投げたが、なぜか顔を赤くして視線をそらされる。
白麗「……///」
A「……？？」
白麗「Aさん…、
サインもらってもいいですか//」
蒙恬＆王賁
「「((お前もかァッッーーー！！！))」」
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sora(プロフ) - 蒙恬ルートのことでお尋ねしたく、【蒙恬ルート：嫉妬の在り処】はどちらで読めますでしょうか？ (2021年2月21日 6時) (
レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 蒙恬が好きで読みました！王騎の娘というところが最高でした！蒙恬の話がもっと読みたいです！楽しみにしてます！ (2021年2月16日 2時) (レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - さあやさん» ありがとうございます！さぁやさんの小説も好きで読んでたので嬉しいです！私も更新楽しみにしてます！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！ お体に気をつけて、どうか頑張ってください。応援しています！ (2020年8月21日 21時) (レス) id: 523a6006f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年8月10日 12時
