jealousy.3 ページ30
昌平君「A……こちらに来なさい。」
蒙毅とキャッキャッと楽しく触れあっていた所に、昌平君から声がかかる。
若干、酔っているのか顔が赤い……。
そういえば、そもそも昌平君に呼ばれたことを思い出し、蒙毅と離れるのが心惜しいが仕方なく、昌平君の隣に座った。
昌平君 「……来るのが遅い」
A「先生っ！…だって、蒙毅が！可愛いすぎて！」
昌平君 「………俺はお前の方が可愛いと思うぞ。…嫁にこい。」
A「えっ…」
時が止まったように、一斉に一同が昌平君を見た。
介億「……殿！、酔って口がッ」
蒙毅「先生でも姉上に手は出さません！！」
昌平君 「……ゴホッオホッ…！!」
自分の失言に気づいたのか、咳ご盛る昌平君を、ちょっと引いた所から見守るA。
A「あのーーー。それでご用とは？」
昌平君 「…ああ。用といったことでもないのだが…。
なんでも蒙武とやりあったらしいな」
A「……なんでそのことをっ？！」
昌平君 「…蒙武本人から聞いた」
A「……！」
そういえば、この二人はなんだかんだいつも一緒にいるような…。
義理の父になる人に向かって、泣きながら説教じみたことを言ってしまった自分を思い出して、冷や汗が止まらない。だが、次に昌平君から出た言葉は予想外のものだった。
昌平君 「…蒙武が褒めていたぞ。
この蒙武に臆する来なく、言いたいこと言い切った女は妻以来だと…。
倅はよく彼女をモノにした。これで蒙家はより安泰だ…ってな。」
A「…そんなことを蒙武将軍が」
昌平君 「ああ。奴もたいがい素直ではないが…お前のことを認めているのだ。
もっと自信を持ちなさい」
そう言って頭をポンッと撫でてくれた先生は、とても頼りになった。
昌平君「あっ、そういえば、お前にひとつ面白い話をしてやろう……」
A「…？？？」
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sora(プロフ) - 蒙恬ルートのことでお尋ねしたく、【蒙恬ルート：嫉妬の在り処】はどちらで読めますでしょうか？ (2021年2月21日 6時) (
レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 蒙恬が好きで読みました！王騎の娘というところが最高でした！蒙恬の話がもっと読みたいです！楽しみにしてます！ (2021年2月16日 2時) (レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - さあやさん» ありがとうございます！さぁやさんの小説も好きで読んでたので嬉しいです！私も更新楽しみにしてます！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！ お体に気をつけて、どうか頑張ってください。応援しています！ (2020年8月21日 21時) (レス) id: 523a6006f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年8月10日 12時
