jealousy.2 ページ29
項翼「あぁ？…一応俺たちも士族出身だからな…。
ただ、その蒙家のおぼっちゃんがよォッ…結婚だってバカ騒ぎしてから、
将軍にならないと結婚は許さんっておやじに反対されちまったみたいで、結局オジャン…。
マジウケる！
だから、俺たちは秦国六大将軍 王騎の娘ってのを
最後に拝みに立ち寄ったわけ」
蒙恬「…………」
白麗「…顔色悪いけど、大丈夫か？」
蒙恬「…………まぁね。(めっっっちゃ気まず……)」
項翼から「祝いの酒もあるし、とりあえずこれも何かの縁だ。飲もうぜ」と言われ、逃げようとした蒙恬だったが、戦場と同じくどこまでも付いてくる項翼に根負けして、なぜか三人で飲むのだった。
〜その頃のA〜
ついつい恥ずかしさで蒙恬の所から、飛び出しちゃったけど、悪いことしたなぁ…と反省していた。
「本当はこれ以上、求められた気持ちよすぎて…体がおかしくなりそう」という部分が大きいのだが、もしそれが蒙恬に知られたら２・３日家に帰してもらえそうにない。
そういえば、先生である昌平君から用事を言い使っていたのを思い出して、軍師学校へ向かう。
そこには、昼間からだというのに酒盛りしている教師軍と、蒙毅がいた。
A「…うぅぅ、酒くさい……」
部屋中に広がるアルコールのにおいに思わず、顔をしかめる。
男所帯だった為か、美人で華のあるAを見た瞬間、場がさらに騒がしくなった。
介億「おぉー！！Aよっ！こっちに来て晩酌してくれ」
蒙毅「介億先生っ！Aさんには、兄上という人いるのですから！」
A「わーーーっ！蒙毅だ！久しぶりっ。大きくなったね！」
酒を飲んだのか若干顔が赤い蒙毅を見て、飛んでいくA。
出会ったときは、あんなに小さかったのに…。
まだその反動が残っているか、つい蒙毅を見ると、よしよし…と頭を撫でてしまう。
蒙毅「Aさん、もう僕も大人なんですから、子ども扱いしないでください///」
赤く照れる蒙毅が可愛い……。
A「……(そっかぁ。恬と結婚したら、蒙毅が本当の弟になるか…)」
こんな可愛い弟がほしい……とよく口に出していたが、それが実現できるなんて夢みたい。
恬を思い出して、逃げたのは自分なのにまた無性に会いたくなってしょうがなかった。
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sora(プロフ) - 蒙恬ルートのことでお尋ねしたく、【蒙恬ルート：嫉妬の在り処】はどちらで読めますでしょうか？ (2021年2月21日 6時) (
レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 蒙恬が好きで読みました！王騎の娘というところが最高でした！蒙恬の話がもっと読みたいです！楽しみにしてます！ (2021年2月16日 2時) (レス) id: cf24751ccb (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - さあやさん» ありがとうございます！さぁやさんの小説も好きで読んでたので嬉しいです！私も更新楽しみにしてます！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！ お体に気をつけて、どうか頑張ってください。応援しています！ (2020年8月21日 21時) (レス) id: 523a6006f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年8月10日 12時
