月下美人の君【蒙恬ルート】

永久不変.2 ページ16

その頃、Aは貂と羌瘣をお茶に誘って甘味を美味しく頂いていた。


A＆貂＆羌瘣「「「美味しいっっっー♡」」」


貂「やっぱり甘いものは別腹だなぁーっ！
…って、羌瘣！食べ過ぎッ！」


羌瘣「…今日は貂の奢りだろ」


貂「それは結婚祝いでAに！…羌瘣はついてきただけだろ！」

羌瘣「…細かいことは気にするな。…パクっ」

貂「！！…それ俺のっ！！」


A「まぁまぁ…二人とも。
せっかく美味しいもの食べに来たんだから、好きなだけ食べよ？
足りない分は、私が払うから。…ねっ？」


貂「それじゃ、結婚祝いの意味が！！」


A「こうして、
二人とお茶できる時間が私にとって一番嬉しいの。
だから、細かいことは気にしないっ(ニコッ)」


本当に花のように笑う女性だと、二人は思った。
Aがいると、ふわっとした優しい雰囲気に場が明るくなる。
貂は見惚れてしまった自分がちょっと恥ずかしくなった。



A「瘣はまた髪伸びたね…。
美人さんなんだから、
結んであげたらもっと可愛くなるよ」


羌瘣「可愛さなんてどうでもいいが…、また前みたいに結ってほしい//」

A「ふふっ…。」

そう言って、羌瘣の髪を撫でるA。
羌瘣もなんだかんだAにはなついてて、
今日もご飯というよりはA目当てでくっついて来た気がする。
誰にでも愛される彼女が、一人の人のモノになると思うと、なんだか寂しさを感じた。


貂「…A、改めて婚約おめでとう。
…でもずっと、疑問だったんだ。
蒙恬のどこを好きになったの？」


A「えっ！///…急にどうしたの？」


貂「確かに…蒙家は名門だし、楽華隊の隊長っていうポジションも悪くない。
でもそしたら、蒙毅か政の方が安定してない？」



羌瘣「そもそも私は認めていないぞ！…あの男はいかにも女性にだらしなさそうだ。
Aを傷つけることがあれば、許さん………」


A「あはは……
(二人ともこんなキャラだっけ…)」汗


貂「まだ式も挙げてないし、今のうちに硬派な王賁に乗り換えてもッ！！」

羌瘣「いっそ私と結婚ッ！！」

A「二人ともストップー！！！」

貂＆羌瘣「「っふぐ！！……もぐもぐ」」


ヒートアップしている二人の可愛い口に、桃饅頭を突っ込む。
最初は驚いていた二人も、素直にもぐもぐと美味しいに食べている。
その様子を見て、Aは一人冷や汗を流していた。


A「…(恬って女子からの評判わるいのかな？？)」

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