主人公の夢 ページ14
すると直ぐに森の中に着く。
《さすが夢、距離の概念無いね》
「僕木登りが得意なんだ!ちょっと見ててー」
そう言うと少年は木に登り始める。あっという間に上の方まで登った少年は…
「今から近くの木に飛び移ってみる!」
と、私に言う。
《え?無理じゃない?!》
その心配はいらなかったようで簡単に近くの木に飛び移る少年。
「あ、ごめん!帽子落ちちゃったから取っといて!」
そう言われ指をさされた方向へ進んでいく。
《あ!緑の帽子!》
そこにはストラップと同じ゛緑の帽子゛が落ちていた。
それを直ぐに拾って木から下りて来た少年に渡そうとする。
《ちょっと被ったり出来ないのかな?》
そう思い、ちょっとやってみる。手等は普通に動かせるようで、被ることが出来た。
「あはは!僕のだからAには大きいね!」
そう言いながら私の帽子を取る。
《年の差あるのか…5歳くらいあるのかな?自分の体見ても小さいし…少年は結構お話できるみたいだからね…》
《これって話せたりするのかな?》
そう思い、声を出そうとしてみる。
『あ』
《出せる!これ会話出来るんじゃない!?》
『ねぇ…』
「どうしたの?」
《やった!話せる!…名前聞こ!》
『貴方の名前なに?』
「なんか話し方変なの!僕の名前忘れちゃったの?僕の名前は、ーーーーだよ!忘れないで!」
《あれ?なんか聞こえない…あと話し方違うのか…》
何故か口パクのようになって聞こえない。
「そうだ!今日はビスケット持ってきたよ!」
少年は腰あたりに付いている゛茶色の小さい鞄゛のようなポーチのような物からビスケットを取り出して渡される。
「いただきます」
『…いただきます』
《あーやっぱり夢だと味分かんない…ちょっと残念》
「もう夕方かー…」
《えっ早くない?夢だから時間安定しないのかな…》
森に来た時には朝だったはずがもう夕方になっていた。
「そうだ!これ!渡そうと思って…」
渡されたのは指輪のネックレス。
《あ…このネックレス…》
「僕大人になったらAと一生会えなくなるかもしれないんだ…だから!これあげる!」
《一生会えなくなるかもって…なんでだろ?》
私は疑問に思い、少年に聞いてみる。
『なんで会えなくなるの…?』
「それは……
《ん?あれ?!もしかして夢終わるの?待って待ってまだ答え聞いてない!》
『んー…まだ聞いてないって!』
そう言う私はベッドの上にいる。
《はぁ…気になるところで終わった…》
45人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うにゅり(プロフ) - アヤメさん» ( ゚∀ ゚)ハッ!楽しんでいただけたようで嬉しいです(* ´ ˘ ` *)私もトレイシーちゃん好きなので登場回数多くなってます!笑。もっと楽しんでいただけるように頑張って小説書きます(´˘`*) (2020年2月3日 9時) (レス) id: 5690c237c8 (このIDを非表示/違反報告)
アヤメ - 面白いですね!自分の推しキャラの一人(トレイシーさん)がたくさん出てるのでこれからの展開が楽しみです!(*'▽'*) (2020年2月2日 17時) (レス) id: 43c78709a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うにゅり | 作成日時:2020年1月3日 13時