食堂 ページ12
エミリー先生の部屋に行くためまずは食堂を通る。
《あれ?誰かいる…》
食堂の方から話す声がする…声からしてエミリー先生はいる。聞く限りでは低い声が聞こえないため男性はいないのだろう。
今の時間、殆どの人がお風呂へと向かっている。エミリー先生がいることをラッキーに思いながらも食堂の扉を開いた。
そこにはエミリー先生、マーサさん、エマちゃんがいた。
奥には中身が空っぽのお酒とピアソンさんが見える。
『皆さん、こんばんは』
エミリー「あら、Aさん!こんばんは」
エマ「こんばんはなの!」
マーサ「今はピアソンさんに話しかけないようにね、酔ってるから」
マーサさんはそう言いながらエミリー先生の横に座るように私を促す。
※席順[○ エミリー マーサ エマ]
『ちょっとエミリー先生に話がしたくて……』
エミリー「私に…?」
私は前に見せたストラップが無くなったと話す。
エマ「私も見たストラップなの?!」
『そうそれ!緑の帽子の…』
マーサ「私は見た事ないなぁ……でも一緒に探す手伝いはできるかも!大きさは?」
私は直径5cm程の○を指で作る。
『このくらい…かなぁ』
マーサ「思ってたより大きいから見つけやすそうね!」
情報を伝えた後、部屋をもう一度見てみようとの事で食堂を出ようとする。
エミリー「ピアソンさん、お酒の瓶は自分で片付けてくださいね」
ピアソン「はぁ?やなこった!」
そう言ったピアソンさんはお酒の瓶を床に叩きつける。もちろんガラスの瓶は割れて、欠片が床に散らばる。
エマ「あぁっ!ピアソンさん何してるなの!」
ピアソン「ふはっ新人、片付けとけよー」
ピアソンさんは私達とは反対の扉から逃げるように食堂から出て行った。
『…片付けてきます!』
そう言って割れたガラス瓶の方へと駆け寄り、一つ一つ掌に乗せていると…
マーサ「私も手伝うわ!」
エマ「私もなの!」
エミリー「ピアソンさんには困ったものね」
と、言いながら3人も手伝いに来てくれる。
『3人共ありがとう!』
お礼を言うと3人は嬉しそうに作業を開始した。
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『ふぅーこんなもんかな?』
エミリー「えぇ、完璧ね」
やっとの事で片付けが終わった。
マーサ「じゃあさっさとガラス捨ててストラップ探しに行きましょ!」
そう言ってゴミ箱の中に欠片を入れようとするマーサさん。
マーサ「!?」
驚いたのが窺える。
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うにゅり(プロフ) - アヤメさん» ( ゚∀ ゚)ハッ!楽しんでいただけたようで嬉しいです(* ´ ˘ ` *)私もトレイシーちゃん好きなので登場回数多くなってます!笑。もっと楽しんでいただけるように頑張って小説書きます(´˘`*) (2020年2月3日 9時) (レス) id: 5690c237c8 (このIDを非表示/違反報告)
アヤメ - 面白いですね!自分の推しキャラの一人(トレイシーさん)がたくさん出てるのでこれからの展開が楽しみです!(*'▽'*) (2020年2月2日 17時) (レス) id: 43c78709a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うにゅり | 作成日時:2020年1月3日 13時