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、
あ、大変だ。
泣きそう。
「……ッはじ、あ、えっと。岩泉さん!」
「んだよ、」
この人から泣くな、という指令が下りてる。
泣いたらダメだ、うん。
泣く資格なんて無いし。
「な、何でもありません」
「………………ちっ、」
「わっ!?」
そんな泣く寸前の私は、次の瞬間いきなり一先輩の腕の中にいた。
強く抱き締められて小さく呻く。
「……お前が泣きそうになってんじゃねぇよ」
一段と力強く抱き締められる。
やっぱり一先輩にはお見通しだった。
「っ、岩泉さん」
「……何だよ」
好きです。別れたくないです。
岩泉さんが好きで仕方ありません。
「……岩泉さん…ごめんなさい……っ!」
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作者名:ただのルート | 作成日時:2017年7月17日 15時