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昨日逃げ出して、なんとなく一先輩と会うのが気まずくて朝練見に行かなかった奴は私です。
現在、3年生の階にいるから一先輩と会うかもしれなくてビクビクしてるけど。
でも及川先輩への報告をサボるわけには行かないんだな、後が怖いから。
「あれ、Aちゃんどうしたの?岩ちゃんに会いに来たならクラス違うよ」
「及川先輩に会いに来たんですよ、言いたいことあって!」
「え?なになに?」
「…あの、一先輩とキスしました」
「へー」
……うん?「へー」?
私と一先輩の頑張りを「へー」で済ます?
褒めるとかないのか!なんて思っていた矢先に及川先輩がいきなり頭を撫で出した。
「偉い偉い!ちゃんと出来たんだね」
「……まぁ、一先輩がですけど」
「俺褒める相手間違ってるじゃん」
「一先輩にこんなのしたら殴られますよ」
ていうか、一先輩はもっと不器用に撫でてくれてたな。私は一先輩の撫で方が好きだなぁ。
髪の毛逆立つけど、ソフトクリームヘアーに軽くなるけど好きなんだなぁ。
のほほんとしていると突然及川先輩の手首を掴む、誰かの手。
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「……こいつに触るんじゃねえよ」
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作者名:ただのルート | 作成日時:2017年7月17日 15時