15 ページ15
、
他の女子を押しのけて、まんまとギャラリーの真ん前に立ち尽くす。
及川先輩の人気は凄いな。
(かっこいいから当然か。)
『及川さーん!こっち向いてー!!』
女子が叫べばこちらに目をやる及川先輩。
手を振りながらというオプション付き。
ああ、笑顔最高すぎます。
悶えそうになりながらも私の視線は隣の一先輩の方へと行く。
、
及川先輩もかっこいいけど一先輩だって負けてはいない。
って、気づいたのは付き合ってから。
「岩ちゃん何見惚れてんの」
「見惚れてねえよ!!」
「いたっ!」
あ、及川先輩殴った。いや、及川先輩悪いけど。悪くなきゃ殴らないけど。
私を見ていて茶化された一先輩は顔を赤くしながらも律儀に私に小さく軽く手を振った。
及川先輩に見られていて恥ずかしいだろうに、目を逸らす真似はしない一先輩は真面目。
「一先輩、頑張れ」
悔しいなぁ。
付き合う前から一先輩のかっこ良さを知っておきたかった。
619人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ただのルート | 作成日時:2017年7月17日 15時