我は汝汝は我 Part2［ペルソナ４オリキャラ］ (ページ5)

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第２６話ページ5

数日後の昼休み
移動教室から帰ってくると、1階に鳴上先輩が来ていた

「あれ、こんにちは鳴上先輩。お昼休みに来てるなんて珍しいですね」

「瑠伊」

あれから、少し先輩の事を知ったからか、雰囲気が以前より柔らかく感じる

(もっとちゃんと先輩の事見ていれば良かったな…決めつけてたのは私か…)

心の中で反省しつつ、先輩に質問をする

「どうしたんですか？何か御用で？」

「あぁ。瑠伊に完二の様子が聞きたかったんだ」

そうか、そういえば先輩たちに何も言っていなかった気がする

完二くんは、救出して以来ずっと病院で入院している
医者に話や完二くんの様子だと、明日には退院できるようだった

早くこのことを話したいが、今日は昼に委員会の集まりがあり、あまりゆっくりしていられなかった

「あっ、そういえば先輩に何も言ってませんでしたっけ…すみません」

「あの、今はちょっと用事が入っちゃってて…お話は放課後でもいいですか？」

「わかった。それじゃあまた放課後に」

「はい、すみません。それではまた後で！」

「あぁ」

私は先輩に手を振って、授業の荷物を持ったまま委員会へ急ぐ

そして放課後、先輩の元へ急ごうとしたが、ふと忘れ物をしていたことに気づいて教室へ戻る

「あぁぁぁなんでこんな時に…」

そしてしばらくして先輩が靴箱の前で立っているのを見つける

「先輩！お待たせしました。ちょっと忘れ物をしてしまって…」

「気にするな」

「ありがとうございます」

先輩が靴を取り出すと、私も急いで靴箱に向かい、靴を履き変え始める

「行くか」

「はい！」

先輩と話し合った結果、私たちは最初に話した時と同じく、鮫川の屋根の付いたベンチで話をすることにした